出生率

21世紀の人口爆発は農村部ではなく都市部での貧困層で起こっている。

バックミンスター・フラーは、ワールドゲーム理論による長期的な統計調査で、
電気エネルギーの利用度の向上にしたがって、
出生率は低下することを発見した。

地球が自転している以上、地球の反対側では
交互に彫像できない電気エネルギーが捨てられている時間帯がある。
そして、人口爆発を制御するためのもっとも優先されるべき効果的な方法として、
全世界の農村と都市で、電気エネルギーの利用度を向上させる
全世界的な球状エネルギー・ネットワークの構築を提案した。

都市部に集中する33億人のなかで、より急増していく貧困層の人々は
つねに家賃と電気料金を支払うことができない。
出生率の低下のための手っ取り早い手段として
避妊具を無料配布することではないことは明らかだ。

しかし、国連では、最近人口の制御のために
住宅と避妊具の提供を計画している。

エネルギー・ネットワークの分断状態は、人口爆発の原因であるばかりか、
二酸化炭素の増加そのものだ。

そして、エネルギーネットワークの統合によって、
原子力発電所の建造はいっさい不要となるという
30年前の予測的デザインサイエンスの包括的解決方法は
ますます意味を持っている。

そしてこれが『自己エコロジー』(仮題)の主題である。