シナジェティクス・モジュール理論

小さいなことの積み重ねで予想外のことが起きるのは、
世界が有限な最小限のモジュールで形成可能だからだ。

小さなこととは、例えば、原子核を構成する核子である。
ただし、積み重ねる方法は物質ではない。

すべての核子はこれまで、球状粒子というアナロジーに支えられてきたが、
エネルギーに形態は存在しないという科学的な刷り込みによって、
だれもその形態を見た人はいなかったのである。

シナジェティクス・モジュールは、
バックミンスター・フラーの量子モジュールの発見から
現存するメタフィジックスを樹立してきた。
もはや科学的アナロジーを超えたのである。
類似に基づいて適用する認知過程はリアリティにとっては二次的である。

シナジェティクスは、最新のモジュール理論でもう一つの現実を再現する。
リアリティの根源の一つは、
シナジェティクス・モジュール理論によって書き換えられる。

巨大な素粒子の加速装置ではなく、PCが置ける机上があれば、
この理論の確認には十分な領域である。

インターネットによる包括的なシナジェティクス講座(6ヶ月間)は
2010年から開講予定である。

シナジー原理を視覚的に確認する作業は、
科学理論の理解のなかでもっとも重要な経験の一つになるだろう。

参照文献
「成長する正20面体」梶川泰司 1990
日経サイエンス(サイエンティフィックアメリカン日本版)
『コスモグラフィー(シナジェティクス原論)』バックミンスター・フラー 白揚社 2007