デザインサイエンスの実践

テンセグリティ概念の懐胎期間を終えた現在、
テンセグリティー・システムの実用化は
21世紀のデザインサイエンスの最優先課題になっている。

テンセグリティー・システムの研究開発によって、
新たな形態の発見とその構造分析において信頼できる技術を獲得できたならば、
その構造力学的効率は、いくつかの構造実験によって示すことができる。

テンセグリティー概念は、
未だ構造デザインの主流には含まれていないが、
ついに個人用のテンセグリティシェルターの原寸大のプロトタイプは
ローコストで制作可能になったばかりか、
標準的な設計基準を効果的に満たすことができる段階に至っている。

標準的な設計基準とは、
99%の構造部材が既製品から構成されると同時に、
分解と移動が可能な超軽量のモバイル・テンセグリティである。

すべてのほ乳類は、住処は自分で造る。