シナジェティクス」カテゴリーアーカイブ

シナジェティクス・テレ・ワークショップ 2020
「共鳴テンセグリティ・ワークショップ」

「シナジェティクス・テレ・ワークショップ 2020」 
ライブ制作と講義 「共鳴テンセグリティ・ワークショップ」の案内

自分自身の存在以外の何ものをも受容しない固体的構造が振動を拒む状態が続く限り、ある振動数によってその構造は最終的に破壊される。
自己充足する構造は宇宙では存続できない。

テンセグリティ構造では、システムを通過したエネルギーはそのシステムをより強化する働きがある。

共鳴テンセグリティモデル 直径35cm  140 g 

共鳴テンセグリティモデル 直径35cm 140g
誰でも1時間以内で完成できる世界初のテンセグリティモデルキット教材
デザイン シナジェティクス研究所

つまり、外部エネルギーを受容し分散しない構造はテンセグリティではないのだ。テンセグリティ構造は共振し、共鳴する。
この動的な共鳴・共振現象には時として、美しい共鳴音を伴う場合がある。微風に吹かれるだけで球状テンセグリティは風のエネルギーを音に変換することができる。共鳴音を形成しないテンセグリティモデルはまだ調律されていない楽器であり、フラーレンは、自然が調律した最小限の量子的な楽器である。
しかし、アーティファクトの共鳴テンセグリティを誰でも作成できる。

テンセグリティモデルの作成方法においては、張力材として伸度が大きい釣糸や弾性に富んだゴムバンドなどを使用する間違った非共鳴型教材が、これまで採用されてきた。それは、テンセグリティ構造の形態を再現するだけの学習に終始してきたように思われる。
本質的なテンセグリティ構造を学ぶには、圧縮材の端部を相互に最短で結合する張力材に対して、その2点間距離をより一定に維持する素材が求められる。

バックミンスター・フラーの時代は、テンセグリティモデルの最良の張力材は、テトロンの釣糸であった。ナイロンよりも伸度が低い性質からであったが、その伸度は5%である。ステンレスワイヤーでさえ5%である。当時は、まだカーボン材は一般には市販されていなかった。
私は、テンセグリティジョイントと共に、最新の素材から張力材も統合的に再構成できるテンセグリティモデルの可能性を試験してきた。
今回の遠隔講座「シナジェティクス・テレ・ワークショップ 2020」で採用するテンセグリティ教材は、オリジナルな最新のカーボン材を使用している。それによって、テンセグリティモデルを落下させる実験映像に見られるように、落下して床と強い衝撃を受けたモデルは、その反作用を受けた次の瞬間に、空中に浮かび、テンセグリティの表面に球面波が発生し互いに干渉している現象を観察することが出来る。

宇宙から見た大規模な大気重力波

宇宙から見た大規模な大気重力波

テンセグリティ構造の独自な外力分散機能が複雑に作用するその過程において、遂にテンセグリティモデルは共振し始める。心臓のように脈動を形成しながら床へのバウンドを反複する現象は、速度カメラで記録することで初めて認識できるようになったのである。

「シナジェティクス・テレ・ワークショップ 2020」では、シナジェティクス研究所が開発したこの共鳴するテンセグリティモデルと同一タイプの、本質的なテンセグリティ教材を使用し、動くテンセグリティの原理を手から学ぶことができる。
手が思考する精密機器ならば、テンセグリティ原理を理解する際の外部化した重要な道具への再認識になるはずだ。


このハンドメイドのテンセグリティ・モデルキットを使用すれば、誰でも(中学生以上)二時間以内に最も幾何学的に正確なシンメトリックなテンセグリティモデルを組み上げることが可能になる。完成したモデルの張力がハイテンションなので、自重による変形をほとんど受けない。

この遠隔プログラムによって、より個人的でリアルなテンセグリティ体験ができる。張力が加わる毎に変容する構造形成時の、直接手から伝わってくる統合されていく連続的なテンションネットワーク感覚は、幾何学だけからは捉えられないシナジェティクスな生命感覚である。

こちらのワークショップは終了しました。

遠隔シナジェティクス・入門講座
R.B.フラーの「ベクトル平衡体」モデル

誰でも短時間で構成できるこのベクトル平衡体は、テンセグリティモデルと同じようにフラーのシナジェティクスを代表するモデルである。
このベクトル平衡体は半世紀にわたって、重い24本のストラットと反発力のない12個のゴム状ジョイントによって、ベクトル平衡体の平衡状態を自力で再現できなかった。無重力状態での操作を前提としてデザインされていなかったのである。
遠隔シナジェティクス・入門講座で使用するフルモデルチェンジした「ベクトル平衡体」は重力圏内でも平衡状態で自立できるようにデザインされている。超軽量化された「ベクトル平衡体」は、十分な反発力を備えた12個の樹脂ジョイントで再構成されている。

バックミンスター・フラーのベクトル平衡体は、1944年に発見された。
古代ギリシアで開始されたプラトン・アルキメデスの多面体の25世紀期間にわたる歴史を一夜にして変革したシナジェティクス・モデルである。
大理石によるプラトン・アルキメデスのモデリングは、中身が詰まった固体のモデルであった。
バックミンスター・フラーは、フレームモデルに置換しただけではなく、すべてのジョイントに角度的な自由を与えた。面角と二面角、そして中心角が、多面体の固有の角度から解放された瞬間であった。

ベクトル平衡体=ジターバグ・システムによる対称的な収縮・拡大(Jitterbug : Symmetrical  Contraction Vector Equilibrium )

「ジターバグは、大きさのない、全方位的に脈動する核をもつモデルである。ベクトル平衡体を初期状態とするジターバグの変換システムは、大きさから独立した概念システムであるため、宇宙における法則の可視化が可能である。」バックミンスター・フラー 1975

『 SYNERGETCS 』1975

今回のシナジェティクス研究所が開発したシナジェティクスモデルでは、フラーが開発した第1世代のジョイント(1944)を、全方位に対して、自立できるように、モデルを軽量化させ、同時に、つねにより対称的に連動させるために改善された第2世代(1983)を経た第3世代のX型ジョイント(2005、2019)を採用している。(特許出願済)

ベクトル平衡体は「多面体」で達成できない宇宙観を物質化している。
モデル言語は、物質を経由して脱物質化する。
多面体の固有の角度から解放されたシナジェティクストポロジーでは、つねに2点間距離は維持される。

こちらのワークショップは終了しました。

シナジェティクス・テレ・ワークショップ 2020
7月12日(日)9時より「共鳴テンセグリティ・ワークショップ」[満席]

「シナジェティクス・テレ・ワークショップ 2020」 
7月12日(日)9時から12時、午後から講義 「共鳴テンセグリティ・ワークショップ」の案内

自分自身の存在以外の何ものをも受容しない固体的構造が振動を拒む状態が続く限り、ある振動数によってその構造は最終的に破壊される。
自己充足する構造は宇宙では存続できない。

テンセグリティ構造では、システムを通過したエネルギーはそのシステムをより強化する働きがある。

共鳴テンセグリティモデル 直径35cm  140 g 

共鳴テンセグリティモデル 直径35cm 140g
誰でも1時間以内で完成できる世界初のテンセグリティモデルキット教材
デザイン シナジェティクス研究所

つまり、外部エネルギーを受容し分散しない構造はテンセグリティではないのだ。テンセグリティ構造は共振し、共鳴する。
この動的な共鳴・共振現象には時として、美しい共鳴音を伴う場合がある。微風に吹かれるだけで球状テンセグリティは風のエネルギーを音に変換することができる。共鳴音を形成しないテンセグリティモデルはまだ調律されていない楽器であり、フラーレンは、自然が調律した最小限の量子的な楽器である。
しかし、アーティファクトの共鳴テンセグリティを誰でも作成できる。

テンセグリティモデルの作成方法においては、張力材として伸度が大きい釣糸や弾性に富んだゴムバンドなどを使用する間違った非共鳴型教材が、これまで採用されてきた。それは、テンセグリティ構造の形態を再現するだけの学習に終始してきたように思われる。
本質的なテンセグリティ構造を学ぶには、圧縮材の端部を相互に最短で結合する張力材に対して、その2点間距離をより一定に維持する素材が求められる。

バックミンスター・フラーの時代は、テンセグリティモデルの最良の張力材は、テトロンの釣糸であった。ナイロンよりも伸度が低い性質からであったが、その伸度は5%である。ステンレスワイヤーでさえ5%である。当時は、まだカーボン材は一般には市販されていなかった。
私は、テンセグリティジョイントと共に、最新の素材から張力材も統合的に再構成できるテンセグリティモデルの可能性を試験してきた。
今回の遠隔講座「シナジェティクス・テレ・ワークショップ 2020」で採用するテンセグリティ教材は、オリジナルな最新のカーボン材を使用している。それによって、テンセグリティモデルを落下させる実験映像に見られるように、落下して床と強い衝撃を受けたモデルは、その反作用を受けた次の瞬間に、空中に浮かび、テンセグリティの表面に球面波が発生し互いに干渉している現象を観察することが出来る。

宇宙から見た大規模な大気重力波

宇宙から見た大規模な大気重力波

テンセグリティ構造の独自な外力分散機能が複雑に作用するその過程において、遂にテンセグリティモデルは共振し始める。心臓のように脈動を形成しながら床へのバウンドを反複する現象は、速度カメラで記録することで初めて認識できるようになったのである。

「シナジェティクス・テレ・ワークショップ 2020」では、シナジェティクス研究所が開発したこの共鳴するテンセグリティモデルと同一タイプの、本質的なテンセグリティ教材を使用し、動くテンセグリティの原理を手から学ぶことができる。
手が思考する精密機器ならば、テンセグリティ原理を理解する際の外部化した重要な道具への再認識になるはずだ。


このハンドメイドのテンセグリティ・モデルキットを使用すれば、誰でも(中学生以上)二時間以内に最も幾何学的に正確なシンメトリックなテンセグリティモデルを組み上げることが可能になる。完成したモデルの張力がハイテンションなので、自重による変形をほとんど受けない。

この遠隔プログラムによって、より個人的でリアルなテンセグリティ体験ができる。張力が加わる毎に変容する構造形成時の、直接手から伝わってくる統合されていく連続的なテンションネットワーク感覚は、幾何学だけからは捉えられないシナジェティクスな生命感覚である。

ワークショップの詳細はこちら

募集終了しました。

遠隔シナジェティクス・入門講座 開始

R.B.フラーの「ベクトル平衡体」モデル

開催日:
第一回 2020年6月27日(土) 9時から3時間程度 満員
第二回 2020年7月4日(土) 9時から3時間程度 終了

誰でも短時間で構成できるこのベクトル平衡体は、テンセグリティモデルと同じようにフラーのシナジェティクスを代表するモデルである。
このベクトル平衡体は半世紀にわたって、重い24本のストラットと反発力のない12個のゴム状ジョイントによって、ベクトル平衡体の平衡状態を自力で再現できなかった。無重力状態での操作を前提としてデザインされていなかったのである。
遠隔シナジェティクス・入門講座で使用するフルモデルチェンジした「ベクトル平衡体」は重力圏内でも平衡状態で自立できるようにデザインされている。超軽量化された「ベクトル平衡体」は、十分な反発力を備えた12個の樹脂ジョイントで再構成されている。

バックミンスター・フラーのベクトル平衡体は、1944年に発見された。
古代ギリシアで開始されたプラトン・アルキメデスの多面体の25世紀期間にわたる歴史を一夜にして変革したシナジェティクス・モデルである。
大理石によるプラトン・アルキメデスのモデリングは、中身が詰まった固体のモデルであった。
バックミンスター・フラーは、フレームモデルに置換しただけではなく、すべてのジョイントに角度的な自由を与えた。面角と二面角、そして中心角が、多面体の固有の角度から解放された瞬間であった。

ベクトル平衡体=ジターバグ・システムによる対称的な収縮・拡大(Jitterbug : Symmetrical  Contraction Vector Equilibrium )

「ジターバグは、大きさのない、全方位的に脈動する核をもつモデルである。ベクトル平衡体を初期状態とするジターバグの変換システムは、大きさから独立した概念システムであるため、宇宙における法則の可視化が可能である。」バックミンスター・フラー 1975

『 SYNERGETCS 』1975

今回のシナジェティクス研究所が開発したシナジェティクスモデルでは、フラーが開発した第1世代のジョイント(1944)を、全方位に対して、自立できるように、モデルを軽量化させ、同時に、つねにより対称的に連動させるために改善された第2世代(1983)を経た第3世代のX型ジョイント(2005、2019)を採用している。(特許出願済)

ベクトル平衡体は「多面体」で達成できない宇宙観を物質化している。
モデル言語は、物質を経由して脱物質化する。
多面体の固有の角度から解放されたシナジェティクストポロジーでは、つねに2点間距離は維持される。

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シナジェティクス・テレ・ワークショップ 2020
6月28日(日)9時より「共鳴テンセグリティ・ワークショップ」[満席]

「シナジェティクス・テレ・ワークショップ 2020」 
6月28日(日)9時から12時、午後から講義 「共鳴テンセグリティ・ワークショップ」の案内

自分自身の存在以外の何ものをも受容しない固体的構造が振動を拒む状態が続く限り、ある振動数によってその構造は最終的に破壊される。
自己充足する構造は宇宙では存続できない。

テンセグリティ構造では、システムを通過したエネルギーはそのシステムをより強化する働きがある。

共鳴テンセグリティモデル 直径35cm  140 g 

共鳴テンセグリティモデル 直径35cm 140g
誰でも1時間以内で完成できる世界初のテンセグリティモデルキット教材
デザイン シナジェティクス研究所

つまり、外部エネルギーを受容し分散しない構造はテンセグリティではないのだ。テンセグリティ構造は共振し、共鳴する。
この動的な共鳴・共振現象には時として、美しい共鳴音を伴う場合がある。微風に吹かれるだけで球状テンセグリティは風のエネルギーを音に変換することができる。共鳴音を形成しないテンセグリティモデルはまだ調律されていない楽器であり、フラーレンは、自然が調律した最小限の量子的な楽器である。
しかし、アーティファクトの共鳴テンセグリティを誰でも作成できる。

テンセグリティモデルの作成方法においては、張力材として伸度が大きい釣糸や弾性に富んだゴムバンドなどを使用する間違った非共鳴型教材が、これまで採用されてきた。それは、テンセグリティ構造の形態を再現するだけの学習に終始してきたように思われる。
本質的なテンセグリティ構造を学ぶには、圧縮材の端部を相互に最短で結合する張力材に対して、その2点間距離をより一定に維持する素材が求められる。

バックミンスター・フラーの時代は、テンセグリティモデルの最良の張力材は、テトロンの釣糸であった。ナイロンよりも伸度が低い性質からであったが、その伸度は5%である。ステンレスワイヤーでさえ5%である。当時は、まだカーボン材は一般には市販されていなかった。
私は、テンセグリティジョイントと共に、最新の素材から張力材も統合的に再構成できるテンセグリティモデルの可能性を試験してきた。
今回の遠隔講座「シナジェティクス・テレ・ワークショップ 2020」で採用するテンセグリティ教材は、オリジナルな最新のカーボン材を使用している。それによって、テンセグリティモデルを落下させる実験映像に見られるように、落下して床と強い衝撃を受けたモデルは、その反作用を受けた次の瞬間に、空中に浮かび、テンセグリティの表面に球面波が発生し互いに干渉している現象を観察することが出来る。

宇宙から見た大規模な大気重力波

宇宙から見た大規模な大気重力波

テンセグリティ構造の独自な外力分散機能が複雑に作用するその過程において、遂にテンセグリティモデルは共振し始める。心臓のように脈動を形成しながら床へのバウンドを反複する現象は、速度カメラで記録することで初めて認識できるようになったのである。

「シナジェティクス・テレ・ワークショップ 2020」では、シナジェティクス研究所が開発したこの共鳴するテンセグリティモデルと同一タイプの、本質的なテンセグリティ教材を使用し、動くテンセグリティの原理を手から学ぶことができる。
手が思考する精密機器ならば、テンセグリティ原理を理解する際の外部化した重要な道具への再認識になるはずだ。


このハンドメイドのテンセグリティ・モデルキットを使用すれば、誰でも(中学生以上)二時間以内に最も幾何学的に正確なシンメトリックなテンセグリティモデルを組み上げることが可能になる。完成したモデルの張力がハイテンションなので、自重による変形をほとんど受けない。

この遠隔プログラムによって、より個人的でリアルなテンセグリティ体験ができる。張力が加わる毎に変容する構造形成時の、直接手から伝わってくる統合されていく連続的なテンションネットワーク感覚は、幾何学だけからは捉えられないシナジェティクスな生命感覚である。

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定員に達したため、募集を締め切りました。

第1回 「共鳴テンセグリティ 講義と対話」
2020年6月20日(土)

2020年6月20日(土) 20時から5時間程度
対話と講義
テンセグリティワークショップ参加者限定

テンセグリティを組む人が違えば張力で統合されたモデルは異なる。完成したテンセグリティを触れば誰が制作したかも分かる。ピアノも車もそれらを操作する人の癖が転写される。コーヒー豆が同じでもコーヒーを入れる人や場所が違えば香りも変わる。違いを生み出すためのグローバリズムは存在しない。

テンセグリティワークショップに参加した経験は、机の上のテンセグリティと対話が始まる。モデル言語の生成が始まったのだ。

感じることから生まれる現象を、さらに感じる経験が思考を支える言語にまで相互作用する。それは知識さえも破壊する。知識は他人の思考であり他人の経験だからだ。

テンセグリティ原理が言語を破壊する経験はテンセグリティモデルの構築過程に潜んでいた。
モデルが言語を生成する。
DNAモデルが生物学の生命の定義を変えたように。

講義と対話の詳細はこちら

シナジェティクス・テレ・ワークショップ 2020

モバイル・シナジェティクス講座

自分自身の存在以外の何ものをも受容しない固体的構造が振動を拒む状態が続く限り、ある振動数によってその構造は最終的に破壊される。
自己充足する構造は宇宙では存続できない。

テンセグリティ構造では、システムを通過したエネルギーはそのシステムをより強化する働きがある。

共鳴テンセグリティモデル 直径35cm  140 g 

共鳴テンセグリティモデル 直径35cm 140g
誰でも1時間以内で完成できる世界初のテンセグリティモデルキット教材
デザイン シナジェティクス研究所

つまり、外部エネルギーを受容し分散しない構造はテンセグリティではないのだ。テンセグリティ構造は共振し、共鳴する。
この動的な共鳴・共振現象には時として、美しい共鳴音を伴う場合がある。微風に吹かれるだけで球状テンセグリティは風のエネルギーを音に変換することができる。共鳴音を形成しないテンセグリティモデルはまだ調律されていない楽器であり、フラーレンは、自然が調律した最小限の量子的な楽器である。
しかし、アーティファクトの共鳴テンセグリティを誰でも作成できる。

テンセグリティモデルの作成方法においては、張力材として伸度が大きい釣糸や弾性に富んだゴムバンドなどを使用する間違った非共鳴型教材が、これまで採用されてきた。それは、テンセグリティ構造の形態を再現するだけの学習に終始してきたように思われる。
本質的なテンセグリティ構造を学ぶには、圧縮材の端部を相互に最短で結合する張力材に対して、その2点間距離をより一定に維持する素材が求められる。

バックミンスター・フラーの時代は、テンセグリティモデルの最良の張力材は、テトロンの釣糸であった。ナイロンよりも伸度が低い性質からであったが、その伸度は5%である。ステンレスワイヤーでさえ5%である。当時は、まだカーボン材は一般には市販されていなかった。
私は、テンセグリティジョイントと共に、最新の素材から張力材も統合的に再構成できるテンセグリティモデルの可能性を試験してきた。
今回の遠隔講座「シナジェティクス・テレ・ワークショップ 2020」で採用するテンセグリティ教材は、オリジナルな最新のカーボン材を使用している。それによって、テンセグリティモデルを落下させる実験映像に見られるように、落下して床と強い衝撃を受けたモデルは、その反作用を受けた次の瞬間に、空中に浮かび、テンセグリティの表面に球面波が発生し互いに干渉している現象を観察することが出来る。

宇宙から見た大規模な大気重力波

宇宙から見た大規模な大気重力波

テンセグリティ構造の独自な外力分散機能が複雑に作用するその過程において、遂にテンセグリティモデルは共振し始める。心臓のように脈動を形成しながら床へのバウンドを反複する現象は、速度カメラで記録することで初めて認識できるようになったのである。

「シナジェティクス・テレ・ワークショップ 2020」では、シナジェティクス研究所が開発したこの共鳴するテンセグリティモデルと同一タイプの、本質的なテンセグリティ教材を使用し、動くテンセグリティの原理を手から学ぶことができる。
手が思考する精密機器ならば、テンセグリティ原理を理解する際の外部化した重要な道具への再認識になるはずだ。


このハンドメイドのテンセグリティ・モデルキットを使用すれば、誰でも(中学生以上)二時間以内に最も幾何学的に正確なシンメトリックなテンセグリティモデルを組み上げることが可能になる。完成したモデルの張力がハイテンションなので、自重による変形をほとんど受けない。

この遠隔プログラムによって、より個人的でリアルなテンセグリティ体験ができる。張力が加わる毎に変容する構造形成時の、直接手から伝わってくる統合されていく連続的なテンションネットワーク感覚は、幾何学だけからは捉えられないシナジェティクスな生命感覚である。

募集終了日程
第1回 5月17日(日)
第2回 5月23日(土)
第3回 5月24日(日)
第4回 5月30日(土)
第5回 6月6日(土)
第6回 6月7日(日)
第7回 6月14日(日)

ワークショップの詳細はこちら

定員に達したため、募集終了しました。

焚火と共鳴テンセグリティ・ワークショップ 2020    
1月11(土)・12(日)(一泊二日) 

第2回 公開シナジェティクス講座 
 
自分自身の存在以外の何ものをも受容しない固体的構造が振動を拒む状態が続く限り、
ある振動数によってその構造は最終的に破壊される。
自己充足する構造は宇宙では存続できない。

テンセグリティ構造では、システムを通過したエネルギーはそのシステムをより強化する働きがある。

共鳴テンセグリティモデル 直径35cm  140 g 

共鳴テンセグリティモデル 直径35cm  140 g
誰でも1時間以内で完成できる世界初のテンセグリティモデルキット教材
デザイン シナジェティクス研究所

つまり、外部エネルギーを受容し分散しない構造はテンセグリティではないのだ。テンセグリティ構造は共振し、共鳴する。

この動的な共鳴・共振現象には時として、美しい共鳴音を伴う場合がある。微風に吹かれるだけで球状テンセグリティは風のエネルギーを音に変換することができる。共鳴音を形成しないテンセグリティモデルはまだ調律されていない楽器であり、フラーレンは、自然が調律した最小限の量子的な楽器である。

しかし、アーティファクトの共鳴テンセグリティを誰でも作成できる。

テンセグリティモデルの作成方法においては、張力材として伸度が大きい釣糸や弾性に富んだゴムバンドなどを使用する間違った非共鳴型教材が、これまで採用されてきた。それは、テンセグリティ構造の形態を再現するだけの学習に終始してきたように思われる。

本質的なテンセグリティ構造を学ぶには、圧縮材の端部を相互に最短で結合する張力材に対して、その2点間距離をより一定に維持する素材が求められる。
バックミンスター・フラーの時代は、テンセグリティモデルの最良の張力材は、テトロンの釣糸であった。ナイロンよりも伸度が低い性質からであったが、その伸度は5%である。ステンレスワイヤーでさえ5%である。当時は、まだカーボン材は一般には市販されていなかった。
私は、テンセグリティジョイントと共に、最新の素材から張力材も統合的に再構成できるテンセグリティモデルの可能性を試験してきた。

今回の第2回公開「裏庭のテンセグリティ・ワークショップ 2020」で採用するテンセグリティ教材は、オリジナルな最新のカーボン材を使用している。それによって、テンセグリティモデルを落下させる実験映像に見られるように、落下して床と強い衝撃を受けたモデルは、その反作用を受けた次の瞬間に、空中に浮かび、テンセグリティの表面に球面波が発生し互いに干渉している現象を観察することが出来る。

宇宙から見た大規模な大気重力波

宇宙から見た大規模な大気重力波

テンセグリティ構造の独自な外力分散機能が複雑に作用するその過程において、遂にテンセグリティモデルは共振し始める。心臓のように脈動を形成しながら床へのバウンドを反複する現象は、速度カメラで記録することで初めて認識できるようになったのである。

テンセグリティモデルの球面波のように、大気圏内でもサイズを超えてつねに絶えず大気重力波が存在している。
「裏庭のテンセグリティワークショップ」では、シナジェティクス研究所が開発したこの共鳴するテンセグリティモデルと同一タイプの、本質的なテンセグリティ教材を使用し、動くテンセグリティの原理を手から学ぶことができる。
手が思考する精密機器ならば、テンセグリティ原理を理解する際の外部化した重要な道具への再認識になるはずだ。
このハンドメイドのテンセグリティ・モデルキットを使用すれば、誰でも(中学生以上)一時間以内に最も幾何学的に正確なシンメトリックなテンセグリティモデルを組み上げることが可能になる。完成したモデルの張力がハイテンションなので、自重による変形をほとんど受けない。

さらに、今回のワークショップでは、このモデルを再現した後に、北アルプスに続く広大な裏庭の片隅で、直径3.2mの木製テンセグリティをアセンブルする。このプログラムによって、よりリアルなテンセグリティ体験ができる。張力が加わる毎に変容する構造形成時の、直接手から伝わってくる統合されていく連続的なテンションネットワーク感覚は、幾何学だけからは捉えられないシナジェティクスな生命感覚である。

この共鳴テンセグリティは、観察者の内的体験によって、初めて風を受容する自律型テンセグリティ楽器となる。

このネットワークが完成したテンセグリティ内部(Your Private Sky)から、参加者は、自然と共鳴するテンセグリティを内的体験(inperience)できる。

ワークショップの詳細はこちら

展開型テンセグリティ構造 1995

静止状態の固体現象は発見されなかった。
出来事は物から記述できない。
機能は物からデザインできない。
私が発見したシナジェティクスモデルはすべて動く。
テンセグリティ構造でさえ展開型にデザインできる。
1995年直径11mのモバイルテンセグリティシェルターが制作された。

1995年バックミンスターフラー100年祭(ニューヨーク)で展示された
展開型テンセグリティ構造モデル(直径200㎝) 
構造デザイン 梶川泰司 
制作 シナジェティクス研究所


『宇宙エコロジー』バックミンスターフラー+梶川泰司 著 美術出版社 2004 p352

風と球面張力波

電磁気学的な波は全方法的に拡散する。
結晶構造と準結晶構造は全方向的に成長する。
球面張力波は全方向的に干渉する。
それらはつねに非同時的である。

共鳴テンセグリティ構造は、
非同時的な外力を固有振動数に同期させる。
さざ波のように絶えず押し寄せる球面張力波を
固有振動数に変換し
嵐で可視化される共振作用は半径の極めてスローな増減になる。

風による球面張力波のエネルギーが
3Way-Grid構造を共振回路に変容させる時、
テンセグリティシェルターは
風と共鳴することで自らをより非物質化しようとする。

SYNERGETICS RBF
Fig. 765.02 Stabilization of Three-Way-Grid Tensegrity Sphere;