テンセグリティ理論のアーカイブ
シナジー vs 動的平衡
生物学が<動的平衡>の概念を発見するはるか前、
そして1944年にシナジェティクスが
<ベクトル平衡体モデル>を発見する以前の1927年、
既にバックミンスター・フラーは
圧縮材が不連続であるテンセグリティモデルを発見していた。
<動的平衡>の概念は
複数のシナジェティクスモデルに変換されてきた。
シナジェティクスでは
<動的平衡>を形成するすべての作用を
<シナジー>と呼ぶ。
☆Fig. 465.03 Rotation of Four Axes of Vector Equilibrium: Articulation of Eight Triangular Faces.
by SYNERGETICS 1975, RBF
蝿の目(Fly’s Eyes)
☆バックミンスター・フラーのフライズ・アイズ
蝿の目は、三角形化を採用していないので、未だ自律的構造ではない。
その形態のパターンを拡大しても人間は内部空間を利用できない。
自然の形態を模倣する行為は、デザインサイエンスではない。
デザインサイエンスは、自然界に潜む純粋な構造とパターンに関する
シナジェティクス原理の発見に根ざしている。
Fly’s Eyes
- 2012年1月13日 3:39 PM
- テンセグリティ理論 | デザインサイエンス(バックミンスター・フラー)
クラウド・テンセグリティ
ITテクノロジーがクラウド化する半世紀も前に
テンセグリティ概念はクラウド化していた。
しかも、浮遊物質としてのクラウドだ。
- 2012年1月6日 5:01 AM
- テンセグリティ理論
テンセグリティーーーーその懐胎期の終焉
テンセグリティに関して
その学術的研究レベルに期待ができないのは
統合する張力への直観が
海賊の遺伝子に埋もれたままだったからではない。
テンセグリティが体系化されるには
まだ冒険的モデリングが少なすぎる。
航空力学が体系化する以前に
ライト兄弟が実際に飛行実験に成功したように
テンセグリティ原理の発見から生まれるテンセグリティ理論は
シナジェティクス・モデリングと原寸大モデルでの
力学的テストを通じてのみ高度に単純化するだろう。
大学や企業の研究室からは生まれなかったテンセグリティは
バックミンスター・フラーの予測さえ超えた懐胎期間を終えて
いよいよ実用化の段階を迎える。
- 2012年1月4日 6:49 AM
- テンセグリティ理論 | デザインサイエンス(バックミンスター・フラー)
振動するテンセグリティ—Frequency Makes Forces
個々の振動数が
他の振動数と相互作用するテンセグリティは、
異なった振動数を統合する。
つまりテンセグリティとは
振動によって
隣り合う圧縮材端部の2点間距離を
より一定に維持する全体的システムだ。
テンセグリティに静止状態は存在しない。
- 2011年12月30日 9:41 AM
- テンセグリティ理論
不連続の連続
スネルソンのテンセグリティ彫刻は確かに美しい。
しかしその最大の弱点が、
テンセグリティ概念(=不連続の連続)とその定義のみならず
“テンセグリティ”という名称自体をもバックミンスター・フラーから借用し、
それらを自身の諸作品に複製すると同時に、
この複製芸術が「純粋な構造」に転用されることを
半世紀も拒んできた歴史にあることは、
知っておくべきだろう。
バックミンスター・フラーは純粋な「自然の構造」を
1949年に発見していた。
テンセグリティという概念が芸術作品よりも先行していた事実は、
シナジェティクスにおいて「物質の遅延」として認識される。
Kenneth Snelson: 1962 Patent Drawings (abandoned)
Kenneth Snelson:Triangle Planar Piece Model, 1961
- 2011年12月10日 9:15 AM
- テンセグリティ理論
テンセグリティ——–構造とエンジニアリング
テンセグリティの構造デザインに独創はいらない。
圧縮材と張力材が統合された
構造の安定性に自己表現は不要だ。
鳥は無駄のない翼の形態と機能を自己表現するために
飛行することはしないだろう。
構造を自律させるための膨大な試行錯誤は
自己表現の対象ではない。
新たな構造原理の発見がこそが
前例のないエンジニアリングの閃きを
もたらすにちがいない。
- 2011年12月7日 7:20 PM
- テンセグリティ理論 | デザインサイエンス(バックミンスター・フラー)
モデル認識論
自然を模倣して新たな構造が発見できるなら
顕微鏡の発明と共に
テンセグリティ構造は発見されていたにちがいない。
テンセグリティ構造を
モデルに置換し純粋に構造化するには
その発明よりも前に
新たな構造原理の発見を待たなければならなかった。
そして、この21世紀においては
テンセグリティ構造を
人類の生存のために実用化するには
バックミンスター・フラーの定義にも依存しない
新たな構造原理が発見されるかもしれない。
テンセグリティ構造は
その定義と共に
自然の形態的模倣からは発見できないように
デザインされているからだ。
テンセグリティ構造は
認識にとっても革命的な存在である。
Fig. 401.00 Tensegrity Tetrahedron with “Me” Ball Suspended at Center of Volume of the Tetrahedron: Note that the six solid compression members are the acceleration vectors trying to escape from Universe at either end, by action and reaction; whereas the ends of each would-be escapee are restrained by three tensors, one long and two short; while the ball at the center is restrained from local torque and twist by three triangulated tensors tangentially affixed from each of the four corners.
by RBF
- 2011年11月5日 6:36 AM
- テンセグリティ理論
重力テンセグリティ
Tension as gravity: a tension structure is nature’s fundamental pattern-cohering principle.
by R.B.F
自然には
質の悪い張力材はない。
まずい重力がないように。
太陽系は重力によって
ダイナミックに統合された
テンセグリティシステムである。
しかし、惑星地球では
圧縮材を統合するためには
重力という張力材だけでは不十分だ。
物質のテンセグリティ化には
統合する意志が
張力による統合化よりも
先行している必要がある。
無論、その意志にも
「良い・悪い」はなく、
あるのは
「強い・弱い」でしかない。
- 2011年11月3日 10:11 AM
- テンセグリティ理論
振動する球面
テンセグリティは
ギリシア人の考えた球の概念に基づいて
同一球面に内接すると思われているが
中心からその球面までの
すべての半径が同一になる
瞬間は存在しない。
なぜなら、テンセグリティは外力を受けて
つねに振動しているからである。
本質的に振動するテンセグリティは
時間の経過によってはじめて
統計的に非固体的な球面を形成するのである。
球面は同時には存在しない。
解説 梶川泰司
Fig. 770.11 System Turbining in Tensegrity Structures:by RBF
- 2011年10月29日 4:47 AM
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