球状テンセグリティと重力場

万有引力(=重力)は、つねに分子間の化学結合に関与している。
すべての有機化学・無機化学の地球上の化学反応には、地球ー分子間に地球の重力場の影響がある。

270本の圧縮材からなる球状テンセグリティを作成する場合、
赤道付近の張力と極付近の張力は、直径の増大によってより異なってくる。
ストラット間の張力にも重力場が影響する。

<満月の風に共鳴するテンセグリティ> シナジェティクス研究所 制作

張力調整可能なジョイント+連続した張力ネットワーク+圧縮材アルミパイプ
構造デザイン 梶川泰司 制作 シナジェティクス研究所 2015

包括的理解(comprehension)

理解(understanding)は、局所的すぎる無駄な学習方法である。
(学校教育プログラムは、エントロピックで放射的な分裂的理解に始終する。
例えば、数学と図工、理科などとの分離し分断した教科では、
バイオスフィアでの真の生産性は教育できない)

理解(comprehension)とは、すべての初源的な内的な相互関係を発見する試みである。
その完全な関係数の時間的な蓄積は,オクテットトラスを形成する。

この理解なくして、シナジェティクス・モデルは複製された総三角形化された形態に留まるであろう。

動的なベクトル平衡体と最短距離(再考)

地球から火星に宇宙船が移動する軌道が3次元曲線になるように
静的なベクトル平衡体(Jitterbug)の外接球面上の頂点から
収縮・拡大する動的なベクトル平衡体の外接球面上の
頂点へと連続する軌道も螺旋状の3次元曲線として考察できる。

それらはつねに最短距離である。
しかし、イデオロギーに関わらず政治経済システムが扱う最短距離は
つねに直線として考察されてきた。

未知(unknown)の領域から

シナジェティクスに関して
バックミンスター・フラーがほとんど考えたので
シナジェティクスに関して新しいことは、
ほとんど誰も考えられないのだというタイプが
シナジェティクスを教育する情況が生まれた。

シナジェティクスは
バックミンスター・フラーの思考領域の拡張からでもなく
彼が考えなかった領域に挑戦することでもない。

シナジェティクスは
つねに未知(unknown)の領域からやって来る
信号(beep)の解読から始まる。

自然を形態(form)だけから模倣できないように
未知は、自然に含まれている階層構造が存在する。

シナジーが自然を誘発する現実を
シナジェティクスは、次々と視覚化できる。

不連続の連続という概念について

構造の完全性の状態に到達するために、
無生物であるテンセグリティが
構造とパターンを自ら変容する場合、
張力の連続性が起因しているはずである。

<不連続の連続>の概念を量子力学では視覚化できなかったが、
テンセグリティは、モデル言語を生成する概念モデルだけではなく
<不連続の連続>のに関わる構造とパターンをはじめて視覚化したのである。

バックミンスター・フラーは、テンセグリティを発見した後に、
<不連続の連続>の概念を形成したのではないが
不連続の連続を現実化する構造とパターンが、
外力の連続的な分散機能を形成する重要な事実は、
テンセグリティモデルの発見によってもたらされたという視点こそ
テンセグリティの歴史的な誕生なのである。

1988年、私は当時のバックミンスター・フラー研究所のクロノファイルから
その起源を確認した。
同時に、そのクロノファイルからテンセグリティの歴史的な概念の誕生に、
ケネス・スネルソンはまったく関与できていないことも証明できる。

クロノファイルからのバックミンスター・フラー研究は、
21世紀の先進的な<構造とパターン>学にとって尽きない課題になっている。