最新のテンセグリティ・シェルター(生活器)

現在の世界中の工学理論において
連続的な圧縮力と二次的な張力から成る構造を置換するために
バックミンスター・フラーによって、
この惑星〈地球〉に導入された
最初の連続的な張力と不連続な圧縮力による宇宙の構造原理
がプロトタイプとしてデザインされたのは1929年である。

政治権力が使う兵器(weaponry)と対比させ、
生活器(livingry)として認識されてすでに80年が経過する。

テクノロジーによる環境の改良に関する代替プログラムを現実に展開する際に
何が効果的にできるのかを確かめるための、
互いに遠隔に住む個人の包括的理解を最優先したシナジェティクス入門講座を
開始して来年度は5年目を迎える。

同時に、
シナジェティクス入門講座を経たデザインサイエンス入門講座では
バックミンスター・フラー以後の最新の生活器の概念を
具体的なプロトタイプとして公開する時期でもある。


Tensegrity Tetrahedron with “Me” by R.B.F