月別アーカイブ: 2016年2月

デザインサイエンティスト

4つの無のテクノロジーに関する
デザインサイエンスによるプロトタイプとその量産方法が
デザインサイエンティストの意思として
政府が税収奪のために独占すべきだと望んできた現実の中に
刻み込まれるよりも前に
プロトタイプを完成させるテクノロジーこそが
自己のテクノロジーを練り上げていく。

無線、無管、無柱、無軌道について

皮膜のない宇宙服では大気圏外では生存できない。

皮膜や外殻がないかぎり
すべての生命は宇宙では生存できないにもかかわらず
テンセグリティやジオデシックドームよる
大気圏内の宇宙開発は確実に遅延してきた。

バイオスフィアという
最大のインドア(=大気圏)が素晴らしくデザインされているがゆえに
アウトドアのドームテント以上に
モバイル用のインドアはデザインされてこなかったのだろうか。

初期モデルのバックミンスター・フラーのダイマクションハウスから
第2次デザインサイエンス革命による
テンセグリティシェルターのプロトタイプ完成まで60年以上を経過している。

デザインサイエンスが供給する
テンセグリティシェルターでの
モバイル用インドア生活は
すべての都市インフラを完全に不要とするデザインがなければ
真のモバイル性の自由度から形成される精神の自律性は
実現できないという前提は
この半世紀間変わらなかった。

無線、無管、無柱、無軌道を実現する
デザインサイエンス革命による4つの無は
無為自然というテクノロジーへの進化過程に置かれている。

最初に、この無為自然を実現するのは
火星計画ではないだろう。

数字と形態

シナジェティクスは
経験的な内容に超越論的意味を付加したり、
経験的な内容を主観性から翻訳して構成する場合は
モデリングの現象学に従うだろう。

シナジェティクス・モデリングは
シンタックスとセマンティックが相互変換を行う場を形成するからだ。

数字と形態が表裏一体となる瞬間の現象学を学ぶことは
シナリオのない思考回路を受容する行為である。

愛好者たちのディレッタンティズム

シナジェティクスを
自己のテクノロジーではなく
個性を鍛える手段にする以上に
自己を楽しませる(dilettare)手段はないだろう。

それゆえに、
シナジェティクスの愛好者たちはこの半世紀間も
デザインサイエンスを生まなかった。