瞑想・共鳴テンセグリティ®︎ワークショップ まつもと市民芸術館

2024年11月23日 
瞑想・共鳴テンセグリティ®︎ワークショップ 

場所 まつもと市民芸術館 スタジオ2

お申し込みはこちら

「自然に癒やされたい」時、自然からエネルギーを受け取ってばかりだ。
人間が「自然を癒す」にはテクノロジーがいる。
私は共鳴テンセグリティ®︎という共鳴器を発見した。テンセグリティは宇宙の構造原理である。その原理を応用した共鳴テンセグリティ®︎は、瞑想によって「自然を癒す」ための共鳴器となる。全方位の風が非同時的に共鳴テンセグリティ®︎を通過する時、風は同時的な波動エネルギーに変換され統合される。

私の共鳴テンセグリティ®︎WSで自然とこのアーティファクトとが織りなす共鳴音を人類で最初に共有することができる。
それは社会から孤立する恐れから宇宙と融合する客観的行為へと瞬時に変わるだろう。

60兆個の細胞は自己の身体に属さない。細胞テンセグリティは宇宙に属する。宇宙は外部に留まらない。

ワークショッププログラム
12時 開始
共鳴波動テンセグリティの発見と歴史について講義
共鳴テンセグリティ®︎モデルで共鳴・波動の各種実験1
13時
共鳴テンセグリティ®︎直径4mシェルター2機の参加者による組立
13時30分
共鳴テンセグリティ®︎モデルの制作方法について
共鳴テンセグリティ®︎モデル制作 開始
15時30分
15時30分参加者自己紹介
16時
共鳴テンセグリティ®︎直径4m内部での瞑想1 外庭
共鳴テンセグリティ®︎直径4m内部での瞑想2 スタジオ内部
✳︎他の参加者が瞑想中に共鳴テンセグリティ®︎モデルで共鳴・波動の各種実験2
18時
テンセグリティ原理について講義・質問
共鳴テンセグリティ®︎直径4mシェルター2機の参加者による分解
19時
ワークショップ終了

瞑想会場
まつもと市民芸術館のスタジオ2 外観

瞑想会場
まつもと市民芸術館のスタジオ2


“And it came to pass-Not to stay”
バックミンスター・フラー
 訳 梶川 泰司

環境とは私以外のすべての宇宙

宇宙とは私を含む

私を超える

すべて

物理学は

何ものも発見しない

宇宙に

名詞は存在しないからだ

ただ勤詞によって

かかれていくできごとの

重さのない関係だけを物理学は発見してきた

宇宙は二つのシナリオ

それは私と

私以外のすべてによってつくられる


テンセグリティの定義について

自分自身の存在以外の何ものをも受容しない固体的構造が振動を拒む状態が続く限り、ある振動数によってその構造は最終的に破壊される。
自己充足する構造は宇宙では存続できない。

テンセグリティ構造では、システムを通過したエネルギーはそのシステムをより強化する働きがある。

共鳴テンセグリティモデル 直径45cm 210g
誰でも1時間以内で完成できる世界初の
テンセグリティモデルキット教材

デザイン シナジェティクス研究所

つまり、外部エネルギーを受容し分散しない構造はテンセグリティではないのだ。テンセグリティ構造は共振し、共鳴する。
この動的な共鳴・共振現象には時として、美しい共鳴音を伴う場合がある。微風に吹かれるだけで球状テンセグリティは風のエネルギーを音に変換することができる。共鳴音を形成しないテンセグリティモデルはまだ調律されていない楽器であり、フラーレンは、自然が調律した最小限の量子的な楽器である。
しかし、アーティファクトの共鳴テンセグリティを誰でも作成できる。

テンセグリティモデルの作成方法においては、張力材として伸度が大きい釣糸や弾性に富んだゴムバンドなどを使用する間違った非共鳴型教材が、これまで採用されてきた。それは、テンセグリティ構造の形態を再現するだけの学習に終始してきたように思われる。
本質的なテンセグリティ構造を学ぶには、圧縮材の端部を相互に最短で結合する張力材に対して、その2点間距離をより一定に維持する素材が求められる。

バックミンスター・フラーの時代は、テンセグリティモデルの最良の張力材は、テトロンの釣糸であった。ナイロンよりも伸度が低い性質からであったが、その伸度は5%である。ステンレスワイヤーでさえ5%である。当時は、まだカーボン材は一般には市販されていなかった。
私は、テンセグリティジョイントと共に、最新の素材から張力材も統合的に再構成できるテンセグリティモデルの可能性を試験してきた。
今回のワークショップで採用するテンセグリティ教材は、オリジナルな最新のカーボン材を使用している。それによって、テンセグリティモデルを落下させる実験映像に見られるように、落下して床と強い衝撃を受けたモデルは、その反作用を受けた次の瞬間に、空中に浮かび、テンセグリティの表面に球面波が発生し互いに干渉している現象を観察することが出来る。

宇宙から見た大規模な大気重力波

水面に浮く共鳴テンセグリティ®︎
ーーーー浮遊する穴だけの構造

テンセグリティ構造の独自な外力分散機能が複雑に作用するその過程において、遂にテンセグリティモデルは共振し始める。心臓のように脈動を形成しながら床へのバウンドを反複する現象は、速度カメラで記録することで初めて認識できるようになったのである。

共鳴テンセグリティモデル
制作 シナジェティクス研究所

「共鳴テンセグリティ・ワークショップ」では、シナジェティクス研究所が開発したこの共鳴するテンセグリティモデルと同一タイプの、本質的なテンセグリティ教材を使用し、動くテンセグリティの原理を手から学ぶことができる。
手が思考する精密機器ならば、テンセグリティ原理を理解する際の外部化した重要な道具への再認識になるはずだ。

バージョンアップした新型共鳴テンセグリティ®︎モデル(左)(素材の耐久性を向上させて共鳴作用を増幅できる)
2023年度までの共鳴テンセグリティ®︎モデル(右)

このハンドメイドのテンセグリティ・モデルキットを使用すれば、誰でも(中学生以上)二時間以内に最も幾何学的に正確なシンメトリックなテンセグリティモデルを組み上げることが可能になる。完成したモデルの張力がハイテンションなので、自重による変形をほとんど受けない。

この遠隔プログラムによって、より個人的でリアルなテンセグリティ体験ができる。張力が加わる毎に変容する構造形成時の、直接手から伝わってくる統合されていく連続的なテンションネットワーク感覚は、幾何学だけからは捉えられないシナジェティクスな生命感覚である。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

【日時】2024年11月23日(土)12時〜19時
【定員】15名

【会場】まつもと市民芸術館 スタジオ2
〒390-0815
長野県松本市深志3-10-1
https://www.mpac.jp/

【参加費】 88,000円(税込)
※共鳴テンセグリティ®︎モデルキット教材費込み

【持参するもの】
・筆記用具
・2リットルのペットボトル1本(蓋付き空ボトルでも可、会場で水を入れられます)
・フェイスタオル2枚 ※制作時に必要
・制作したテンセグリティモデルを持ち帰るための40cm球形が入れられる袋(風呂敷なども便利です)
・瞑想用のヨガマット(またはタオル類)

※ワークショップ費用のお支払いはクレジット決済(ストライプ)のみとなります。
予約申し込み時に決済画面へ遷移します。
クレジット決済完了をもって予約完了といたします。
「予約を申込む」ボタンを押すとクレジット決済画面へ遷移します。
遷移後決済を完了せずに画面を閉じたりブラウザの戻るボタンで戻ったりすると決済ができなりますので、そういった操作にはご注意ください。

※フォーム送信後、自動返信メールが送られます。
@synergetics.jp からのメールを受信できるよう設定をお願いいたします。
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キャンセルについて
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直前でキャンセルされた場合、再募集の期間が取れない可能性があるため、一週間前以降のキャンセルはなるべくお控えください。
また、どうしてもご都合が合わずキャンセルされる場合は、以下の通りキャンセル料をいただきますのでご了承ください。
返金時は3.6%のクレジット決済手数料を差し引いた金額を返金させていただきます。

◯ 1週間前(11/16)より:料金の半額
◯ 3日前より(11/20):全額

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

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問合せ先
info@synergetics.jp

銀河新年2021——-同時的かつ非同時的に

より大きなプロジェクトには、より小さな知性しか宿らない。
われわれのすべての危機は、より重要な部分を専門家に委任してしまった
社会構造が引き起こしている。

この現象はテンセグリティには発生しない。
より重要な部分を構造から排除したからこそ、共鳴できる。

*この映像のテンセグリティ共鳴音は、世界初公開。
半球状ー共鳴テンセグリティ

圧縮材がすべて互いに非接触な半球状態でさえ、
自律し共鳴する現象は、R.B.フラー研究所では再現できなかった。

人類の99.99%は、この共鳴音を聞いたことがない
ーー張力材に炭素繊維を使用した最初のテンセグリティの共振作用の。

さらに、直径4m 15kgの共鳴半球テンセグリティを自律性を知らない。半球共鳴テンセグリティ

遠隔シナジェティクス・ワークショップ入門講座 第2弾 
「共鳴テンセグリティ・基本モデル」

私は、「純正・共鳴テンセグリティの基本モデルキット」(6struts-Tensegrity model)をデザインした。
このモデルは、正20面体を基本としてデザインされる。

10歳以上の子どもが遠隔で再現できるテンセグリティの基本モデルである。
共鳴テンセグリティの最小ジョイントのノットデザインは「海の民」の発明だ。
究極の物質化は張力ネットワークにおけるノットの対称的な空間配置にある。

Transformation of Six-Strut Tensegrity Structure (SYNERGETICS 1975)
©Buckminster Fuller

正20面体に内在する正五角形の対角線がこのテンセグリティの圧縮材の長さであり、正五角形の稜線の黄金比となっている。
実際の6struts-Tensegrity modelでは、張力によって3組の平行な圧縮材が綺麗に構成できるはずであるが、
その厳密な平行な状態は、3D CADの空間だけに終わる。
間違った張力材の使用によって、部分と全体の関係の調整がほぼ無限化するジレンマに陥るのである。
張力材にゴム紐や釣糸を使った偽テンセグリティは世界中に蔓延している。

2点間距離を可能な限り維持できる物質は彫刻家のスネルソンが採用したステンレスワイヤーでもない。
その10倍以上の張力に耐えるのは炭素繊維からなる超軽量の素材だけである。
テンセグリティの張力ネットワークは、より伸度の低い素材が求められる。
ステンレスロープの伸度は5%、炭素繊維ロープは1%であり、300%を超えるゴム紐は明らかに不適切である。

共鳴テンセグリティ・入門新モデル」の荷重テストでは
書籍4冊の全荷重約5kg、最大12kgまで破断しないカーボン張力材からなる純正モデルキットは
誰でも短時間で組める。

10mの高さからの落下でもバウンドする。シナジーの実在は実験から始まる。

部分の特徴や働きから推測できない全体のシステムの働きは
テンセグリティモデルの組立過程での飛躍的統合現象によってはじめて理解できる。

テンセグリティはシナジーだとしても部分と全体を再生する自然の一部にちがいない。
自然は身体の宇宙を統合し、シナジーが自然を統合する関係がテンセグリティに投影されている。

こちらのワークショップは終了しました。

シナジェティクス・テレ・ワークショップ 2020
「共鳴テンセグリティ・ワークショップ」

「シナジェティクス・テレ・ワークショップ 2020」 
ライブ制作と講義 「共鳴テンセグリティ・ワークショップ」の案内

自分自身の存在以外の何ものをも受容しない固体的構造が振動を拒む状態が続く限り、ある振動数によってその構造は最終的に破壊される。
自己充足する構造は宇宙では存続できない。

テンセグリティ構造では、システムを通過したエネルギーはそのシステムをより強化する働きがある。

共鳴テンセグリティモデル 直径35cm  140 g 

共鳴テンセグリティモデル 直径35cm 140g
誰でも1時間以内で完成できる世界初のテンセグリティモデルキット教材
デザイン シナジェティクス研究所

つまり、外部エネルギーを受容し分散しない構造はテンセグリティではないのだ。テンセグリティ構造は共振し、共鳴する。
この動的な共鳴・共振現象には時として、美しい共鳴音を伴う場合がある。微風に吹かれるだけで球状テンセグリティは風のエネルギーを音に変換することができる。共鳴音を形成しないテンセグリティモデルはまだ調律されていない楽器であり、フラーレンは、自然が調律した最小限の量子的な楽器である。
しかし、アーティファクトの共鳴テンセグリティを誰でも作成できる。

テンセグリティモデルの作成方法においては、張力材として伸度が大きい釣糸や弾性に富んだゴムバンドなどを使用する間違った非共鳴型教材が、これまで採用されてきた。それは、テンセグリティ構造の形態を再現するだけの学習に終始してきたように思われる。
本質的なテンセグリティ構造を学ぶには、圧縮材の端部を相互に最短で結合する張力材に対して、その2点間距離をより一定に維持する素材が求められる。

バックミンスター・フラーの時代は、テンセグリティモデルの最良の張力材は、テトロンの釣糸であった。ナイロンよりも伸度が低い性質からであったが、その伸度は5%である。ステンレスワイヤーでさえ5%である。当時は、まだカーボン材は一般には市販されていなかった。
私は、テンセグリティジョイントと共に、最新の素材から張力材も統合的に再構成できるテンセグリティモデルの可能性を試験してきた。
今回の遠隔講座「シナジェティクス・テレ・ワークショップ 2020」で採用するテンセグリティ教材は、オリジナルな最新のカーボン材を使用している。それによって、テンセグリティモデルを落下させる実験映像に見られるように、落下して床と強い衝撃を受けたモデルは、その反作用を受けた次の瞬間に、空中に浮かび、テンセグリティの表面に球面波が発生し互いに干渉している現象を観察することが出来る。

宇宙から見た大規模な大気重力波

宇宙から見た大規模な大気重力波

テンセグリティ構造の独自な外力分散機能が複雑に作用するその過程において、遂にテンセグリティモデルは共振し始める。心臓のように脈動を形成しながら床へのバウンドを反複する現象は、速度カメラで記録することで初めて認識できるようになったのである。

「シナジェティクス・テレ・ワークショップ 2020」では、シナジェティクス研究所が開発したこの共鳴するテンセグリティモデルと同一タイプの、本質的なテンセグリティ教材を使用し、動くテンセグリティの原理を手から学ぶことができる。
手が思考する精密機器ならば、テンセグリティ原理を理解する際の外部化した重要な道具への再認識になるはずだ。


このハンドメイドのテンセグリティ・モデルキットを使用すれば、誰でも(中学生以上)二時間以内に最も幾何学的に正確なシンメトリックなテンセグリティモデルを組み上げることが可能になる。完成したモデルの張力がハイテンションなので、自重による変形をほとんど受けない。

この遠隔プログラムによって、より個人的でリアルなテンセグリティ体験ができる。張力が加わる毎に変容する構造形成時の、直接手から伝わってくる統合されていく連続的なテンションネットワーク感覚は、幾何学だけからは捉えられないシナジェティクスな生命感覚である。

こちらのワークショップは終了しました。

遠隔シナジェティクス・入門講座
R.B.フラーの「ベクトル平衡体」モデル

誰でも短時間で構成できるこのベクトル平衡体は、テンセグリティモデルと同じようにフラーのシナジェティクスを代表するモデルである。
このベクトル平衡体は半世紀にわたって、重い24本のストラットと反発力のない12個のゴム状ジョイントによって、ベクトル平衡体の平衡状態を自力で再現できなかった。無重力状態での操作を前提としてデザインされていなかったのである。
遠隔シナジェティクス・入門講座で使用するフルモデルチェンジした「ベクトル平衡体」は重力圏内でも平衡状態で自立できるようにデザインされている。超軽量化された「ベクトル平衡体」は、十分な反発力を備えた12個の樹脂ジョイントで再構成されている。

バックミンスター・フラーのベクトル平衡体は、1944年に発見された。
古代ギリシアで開始されたプラトン・アルキメデスの多面体の25世紀期間にわたる歴史を一夜にして変革したシナジェティクス・モデルである。
大理石によるプラトン・アルキメデスのモデリングは、中身が詰まった固体のモデルであった。
バックミンスター・フラーは、フレームモデルに置換しただけではなく、すべてのジョイントに角度的な自由を与えた。面角と二面角、そして中心角が、多面体の固有の角度から解放された瞬間であった。

ベクトル平衡体=ジターバグ・システムによる対称的な収縮・拡大(Jitterbug : Symmetrical  Contraction Vector Equilibrium )

「ジターバグは、大きさのない、全方位的に脈動する核をもつモデルである。ベクトル平衡体を初期状態とするジターバグの変換システムは、大きさから独立した概念システムであるため、宇宙における法則の可視化が可能である。」バックミンスター・フラー 1975

『 SYNERGETCS 』1975

今回のシナジェティクス研究所が開発したシナジェティクスモデルでは、フラーが開発した第1世代のジョイント(1944)を、全方位に対して、自立できるように、モデルを軽量化させ、同時に、つねにより対称的に連動させるために改善された第2世代(1983)を経た第3世代のX型ジョイント(2005、2019)を採用している。(特許出願済)

ベクトル平衡体は「多面体」で達成できない宇宙観を物質化している。
モデル言語は、物質を経由して脱物質化する。
多面体の固有の角度から解放されたシナジェティクストポロジーでは、つねに2点間距離は維持される。

こちらのワークショップは終了しました。

遠隔シナジェティクス・ワークショップ入門講座 第2弾 
「共鳴テンセグリティ・基本モデル」

私は、「純正・共鳴テンセグリティの基本モデルキット」(6struts-Tensegrity model)をデザインした。
このモデルは、正20面体を基本としてデザインされる。

10歳以上の子どもが遠隔で再現できるテンセグリティの基本モデルである。
共鳴テンセグリティの最小ジョイントのノットデザインは「海の民」の発明だ。
究極の物質化は張力ネットワークにおけるノットの対称的な空間配置にある。

Transformation of Six-Strut Tensegrity Structure (SYNERGETICS 1975)
©Buckminster Fuller

正20面体に内在する正五角形の対角線がこのテンセグリティの圧縮材の長さであり、正五角形の稜線の黄金比となっている。
実際の6struts-Tensegrity modelでは、張力によって3組の平行な圧縮材が綺麗に構成できるはずであるが、
その厳密な平行な状態は、3D CADの空間だけに終わる。
間違った張力材の使用によって、部分と全体の関係の調整がほぼ無限化するジレンマに陥るのである。
張力材にゴム紐や釣糸を使った偽テンセグリティは世界中に蔓延している。

2点間距離を可能な限り維持できる物質は彫刻家のスネルソンが採用したステンレスワイヤーでもない。
その10倍以上の張力に耐えるのは炭素繊維からなる超軽量の素材だけである。
テンセグリティの張力ネットワークは、より伸度の低い素材が求められる。
ステンレスロープの伸度は5%、炭素繊維ロープは1%であり、300%を超えるゴム紐は明らかに不適切である。

共鳴テンセグリティ・入門新モデル」の荷重テストでは
書籍4冊の全荷重約5kg、最大12kgまで破断しないカーボン張力材からなる純正モデルキットは
誰でも短時間で組める。

10mの高さからの落下でもバウンドする。シナジーの実在は実験から始まる。

部分の特徴や働きから推測できない全体のシステムの働きは
テンセグリティモデルの組立過程での飛躍的統合現象によってはじめて理解できる。

テンセグリティはシナジーだとしても部分と全体を再生する自然の一部にちがいない。
自然は身体の宇宙を統合し、シナジーが自然を統合する関係がテンセグリティに投影されている。

こちらのワークショップは終了しました。

遠隔シナジェティクス・ワークショップ入門講座 第2弾 
2020年7月19日(日)「共鳴テンセグリティ・基本モデル」[募集終了]

開催日:2020年7月19日(日) 9時から3時間程度(モデル制作と講義)[満員]

私は、「純正・共鳴テンセグリティの基本モデルキット」(6struts-Tensegrity model)をデザインした。
このモデルは、正20面体を基本としてデザインされる。

10歳以上の子どもが遠隔で再現できるテンセグリティの基本モデルである。
共鳴テンセグリティの最小ジョイントのノットデザインは「海の民」の発明だ。
究極の物質化は張力ネットワークにおけるノットの対称的な空間配置にある。

Transformation of Six-Strut Tensegrity Structure (SYNERGETICS 1975)
©Buckminster Fuller

正20面体に内在する正五角形の対角線がこのテンセグリティの圧縮材の長さであり、正五角形の稜線の黄金比となっている。
実際の6struts-Tensegrity modelでは、張力によって3組の平行な圧縮材が綺麗に構成できるはずであるが、
その厳密な平行な状態は、3D CADの空間だけに終わる。
間違った張力材の使用によって、部分と全体の関係の調整がほぼ無限化するジレンマに陥るのである。
張力材にゴム紐や釣糸を使った偽テンセグリティは世界中に蔓延している。

2点間距離を可能な限り維持できる物質は彫刻家のスネルソンが採用したステンレスワイヤーでもない。
その10倍以上の張力に耐えるのは炭素繊維からなる超軽量の素材だけである。
テンセグリティの張力ネットワークは、より伸度の低い素材が求められる。
ステンレスロープの伸度は5%、炭素繊維ロープは1%であり、300%を超えるゴム紐は明らかに不適切である。

共鳴テンセグリティ・入門新モデル」の荷重テストでは
書籍4冊の全荷重約5kg、最大12kgまで破断しないカーボン張力材からなる純正モデルキットは
誰でも短時間で組める。

10mの高さからの落下でもバウンドする。シナジーの実在は実験から始まる。

部分の特徴や働きから推測できない全体のシステムの働きは
テンセグリティモデルの組立過程での飛躍的統合現象によってはじめて理解できる。

テンセグリティはシナジーだとしても部分と全体を再生する自然の一部にちがいない。
自然は身体の宇宙を統合し、シナジーが自然を統合する関係がテンセグリティに投影されている。

ワークショップの詳細はこちら

シナジェティクス・テレ・ワークショップ 2020
7月12日(日)9時より「共鳴テンセグリティ・ワークショップ」[満席]

「シナジェティクス・テレ・ワークショップ 2020」 
7月12日(日)9時から12時、午後から講義 「共鳴テンセグリティ・ワークショップ」の案内

自分自身の存在以外の何ものをも受容しない固体的構造が振動を拒む状態が続く限り、ある振動数によってその構造は最終的に破壊される。
自己充足する構造は宇宙では存続できない。

テンセグリティ構造では、システムを通過したエネルギーはそのシステムをより強化する働きがある。

共鳴テンセグリティモデル 直径35cm  140 g 

共鳴テンセグリティモデル 直径35cm 140g
誰でも1時間以内で完成できる世界初のテンセグリティモデルキット教材
デザイン シナジェティクス研究所

つまり、外部エネルギーを受容し分散しない構造はテンセグリティではないのだ。テンセグリティ構造は共振し、共鳴する。
この動的な共鳴・共振現象には時として、美しい共鳴音を伴う場合がある。微風に吹かれるだけで球状テンセグリティは風のエネルギーを音に変換することができる。共鳴音を形成しないテンセグリティモデルはまだ調律されていない楽器であり、フラーレンは、自然が調律した最小限の量子的な楽器である。
しかし、アーティファクトの共鳴テンセグリティを誰でも作成できる。

テンセグリティモデルの作成方法においては、張力材として伸度が大きい釣糸や弾性に富んだゴムバンドなどを使用する間違った非共鳴型教材が、これまで採用されてきた。それは、テンセグリティ構造の形態を再現するだけの学習に終始してきたように思われる。
本質的なテンセグリティ構造を学ぶには、圧縮材の端部を相互に最短で結合する張力材に対して、その2点間距離をより一定に維持する素材が求められる。

バックミンスター・フラーの時代は、テンセグリティモデルの最良の張力材は、テトロンの釣糸であった。ナイロンよりも伸度が低い性質からであったが、その伸度は5%である。ステンレスワイヤーでさえ5%である。当時は、まだカーボン材は一般には市販されていなかった。
私は、テンセグリティジョイントと共に、最新の素材から張力材も統合的に再構成できるテンセグリティモデルの可能性を試験してきた。
今回の遠隔講座「シナジェティクス・テレ・ワークショップ 2020」で採用するテンセグリティ教材は、オリジナルな最新のカーボン材を使用している。それによって、テンセグリティモデルを落下させる実験映像に見られるように、落下して床と強い衝撃を受けたモデルは、その反作用を受けた次の瞬間に、空中に浮かび、テンセグリティの表面に球面波が発生し互いに干渉している現象を観察することが出来る。

宇宙から見た大規模な大気重力波

宇宙から見た大規模な大気重力波

テンセグリティ構造の独自な外力分散機能が複雑に作用するその過程において、遂にテンセグリティモデルは共振し始める。心臓のように脈動を形成しながら床へのバウンドを反複する現象は、速度カメラで記録することで初めて認識できるようになったのである。

「シナジェティクス・テレ・ワークショップ 2020」では、シナジェティクス研究所が開発したこの共鳴するテンセグリティモデルと同一タイプの、本質的なテンセグリティ教材を使用し、動くテンセグリティの原理を手から学ぶことができる。
手が思考する精密機器ならば、テンセグリティ原理を理解する際の外部化した重要な道具への再認識になるはずだ。


このハンドメイドのテンセグリティ・モデルキットを使用すれば、誰でも(中学生以上)二時間以内に最も幾何学的に正確なシンメトリックなテンセグリティモデルを組み上げることが可能になる。完成したモデルの張力がハイテンションなので、自重による変形をほとんど受けない。

この遠隔プログラムによって、より個人的でリアルなテンセグリティ体験ができる。張力が加わる毎に変容する構造形成時の、直接手から伝わってくる統合されていく連続的なテンションネットワーク感覚は、幾何学だけからは捉えられないシナジェティクスな生命感覚である。

ワークショップの詳細はこちら

募集終了しました。

遠隔シナジェティクス・入門講座 開始

R.B.フラーの「ベクトル平衡体」モデル

開催日:
第一回 2020年6月27日(土) 9時から3時間程度 満員
第二回 2020年7月4日(土) 9時から3時間程度 終了

誰でも短時間で構成できるこのベクトル平衡体は、テンセグリティモデルと同じようにフラーのシナジェティクスを代表するモデルである。
このベクトル平衡体は半世紀にわたって、重い24本のストラットと反発力のない12個のゴム状ジョイントによって、ベクトル平衡体の平衡状態を自力で再現できなかった。無重力状態での操作を前提としてデザインされていなかったのである。
遠隔シナジェティクス・入門講座で使用するフルモデルチェンジした「ベクトル平衡体」は重力圏内でも平衡状態で自立できるようにデザインされている。超軽量化された「ベクトル平衡体」は、十分な反発力を備えた12個の樹脂ジョイントで再構成されている。

バックミンスター・フラーのベクトル平衡体は、1944年に発見された。
古代ギリシアで開始されたプラトン・アルキメデスの多面体の25世紀期間にわたる歴史を一夜にして変革したシナジェティクス・モデルである。
大理石によるプラトン・アルキメデスのモデリングは、中身が詰まった固体のモデルであった。
バックミンスター・フラーは、フレームモデルに置換しただけではなく、すべてのジョイントに角度的な自由を与えた。面角と二面角、そして中心角が、多面体の固有の角度から解放された瞬間であった。

ベクトル平衡体=ジターバグ・システムによる対称的な収縮・拡大(Jitterbug : Symmetrical  Contraction Vector Equilibrium )

「ジターバグは、大きさのない、全方位的に脈動する核をもつモデルである。ベクトル平衡体を初期状態とするジターバグの変換システムは、大きさから独立した概念システムであるため、宇宙における法則の可視化が可能である。」バックミンスター・フラー 1975

『 SYNERGETCS 』1975

今回のシナジェティクス研究所が開発したシナジェティクスモデルでは、フラーが開発した第1世代のジョイント(1944)を、全方位に対して、自立できるように、モデルを軽量化させ、同時に、つねにより対称的に連動させるために改善された第2世代(1983)を経た第3世代のX型ジョイント(2005、2019)を採用している。(特許出願済)

ベクトル平衡体は「多面体」で達成できない宇宙観を物質化している。
モデル言語は、物質を経由して脱物質化する。
多面体の固有の角度から解放されたシナジェティクストポロジーでは、つねに2点間距離は維持される。

ワークショップの詳細はこちら

シナジェティクス・テレ・ワークショップ 2020
6月28日(日)9時より「共鳴テンセグリティ・ワークショップ」[満席]

「シナジェティクス・テレ・ワークショップ 2020」 
6月28日(日)9時から12時、午後から講義 「共鳴テンセグリティ・ワークショップ」の案内

自分自身の存在以外の何ものをも受容しない固体的構造が振動を拒む状態が続く限り、ある振動数によってその構造は最終的に破壊される。
自己充足する構造は宇宙では存続できない。

テンセグリティ構造では、システムを通過したエネルギーはそのシステムをより強化する働きがある。

共鳴テンセグリティモデル 直径35cm  140 g 

共鳴テンセグリティモデル 直径35cm 140g
誰でも1時間以内で完成できる世界初のテンセグリティモデルキット教材
デザイン シナジェティクス研究所

つまり、外部エネルギーを受容し分散しない構造はテンセグリティではないのだ。テンセグリティ構造は共振し、共鳴する。
この動的な共鳴・共振現象には時として、美しい共鳴音を伴う場合がある。微風に吹かれるだけで球状テンセグリティは風のエネルギーを音に変換することができる。共鳴音を形成しないテンセグリティモデルはまだ調律されていない楽器であり、フラーレンは、自然が調律した最小限の量子的な楽器である。
しかし、アーティファクトの共鳴テンセグリティを誰でも作成できる。

テンセグリティモデルの作成方法においては、張力材として伸度が大きい釣糸や弾性に富んだゴムバンドなどを使用する間違った非共鳴型教材が、これまで採用されてきた。それは、テンセグリティ構造の形態を再現するだけの学習に終始してきたように思われる。
本質的なテンセグリティ構造を学ぶには、圧縮材の端部を相互に最短で結合する張力材に対して、その2点間距離をより一定に維持する素材が求められる。

バックミンスター・フラーの時代は、テンセグリティモデルの最良の張力材は、テトロンの釣糸であった。ナイロンよりも伸度が低い性質からであったが、その伸度は5%である。ステンレスワイヤーでさえ5%である。当時は、まだカーボン材は一般には市販されていなかった。
私は、テンセグリティジョイントと共に、最新の素材から張力材も統合的に再構成できるテンセグリティモデルの可能性を試験してきた。
今回の遠隔講座「シナジェティクス・テレ・ワークショップ 2020」で採用するテンセグリティ教材は、オリジナルな最新のカーボン材を使用している。それによって、テンセグリティモデルを落下させる実験映像に見られるように、落下して床と強い衝撃を受けたモデルは、その反作用を受けた次の瞬間に、空中に浮かび、テンセグリティの表面に球面波が発生し互いに干渉している現象を観察することが出来る。

宇宙から見た大規模な大気重力波

宇宙から見た大規模な大気重力波

テンセグリティ構造の独自な外力分散機能が複雑に作用するその過程において、遂にテンセグリティモデルは共振し始める。心臓のように脈動を形成しながら床へのバウンドを反複する現象は、速度カメラで記録することで初めて認識できるようになったのである。

「シナジェティクス・テレ・ワークショップ 2020」では、シナジェティクス研究所が開発したこの共鳴するテンセグリティモデルと同一タイプの、本質的なテンセグリティ教材を使用し、動くテンセグリティの原理を手から学ぶことができる。
手が思考する精密機器ならば、テンセグリティ原理を理解する際の外部化した重要な道具への再認識になるはずだ。


このハンドメイドのテンセグリティ・モデルキットを使用すれば、誰でも(中学生以上)二時間以内に最も幾何学的に正確なシンメトリックなテンセグリティモデルを組み上げることが可能になる。完成したモデルの張力がハイテンションなので、自重による変形をほとんど受けない。

この遠隔プログラムによって、より個人的でリアルなテンセグリティ体験ができる。張力が加わる毎に変容する構造形成時の、直接手から伝わってくる統合されていく連続的なテンションネットワーク感覚は、幾何学だけからは捉えられないシナジェティクスな生命感覚である。

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