月別アーカイブ: 2014年10月

秩序とシナジェティクス

科学者は、「混沌から秩序をもぎ取る」と言われてきた。

科学者の物理的な実験によってこれまでわかったことは、

自然の先験的な秩序または

科学者の自身の作業仮説を発見させた優雅さで

つねに作用している宇宙に比べると

彼らのもぎ取った秩序はつねに粗雑に見えるということである。 

幸運にもその粗雑さを免れて優美さを備えたまま発見された

シナジェティクスモデル群のなかにテンセグリティモデルがあるが

明らかにその優美さは宇宙に属する。

モバイル・テンセグリティシェルターの居住実験

圧縮力の心配によって<構造とパターン>を乱し
張力の心配によってシナジーを疑う人々は
テンセグリティのPCによるシミュレーションからはじめる。
リスクのない計算主義の気安めと依存から
人類の有用な<構造とパターン>は発見されないだろう。

共鳴型テンセグリティモデルの複数回の制作による
モデル言語の習得なくして
動く<構造とパターン>の理解は得られない。

航空力学がライト兄弟の飛行実験の成功以後に作られたように
モバイル・テンセグリティシェルターの居住実験の成功なくして
モバイル可能なテンセグリティ構造の動的な構造力学は完成しない。

モバイル・テンセグリティシェルターの居住実験に使用される縮小モデルには、
縮小されないすべてのモバイル用のテンセグリティ機能が備わっている。

シナジェティクスのデスクトップ理論

宇宙で起こることは
稀に机のモデルでも起こり得る。

非同時的だが
宇宙は一つしかないからだろう。

シナジェティクスモデルに機能が再現できるのは
機能は縮小しても変わらないからだ。

シナジェティクスのデスクトップ理論は
バーチャルではない。