月別アーカイブ: 2007年3月

天然素材主義のジレンマ

自然派エコロジー運動は、天然素材主義のジレンマ選択する。
たとえば
「スタードーム」
http://www.stardome.jp/
のような市民運動的な理解の段階において。

水素もウランも天然素材である。
すべての人工物は存在しないという視点は
「宇宙船地球号操縦マニュアル」に十分に書かれているのあるが、
(われわれ翻訳チームが開拓する新訳では、結果的に天然素材主義者にとって、
居心地が悪くなっていなければならない。)

個人が制作するすべてのシェルターのもっとも経済的な圧縮材は
アルミパイプである。
地中で3番目に多い天然素材だからである。

ノースフェイス社がオーバルインテンションにアルミ合金のパイプを採用した理由は
航空機が竹でできない理由と同じである。
経済的でも、構造的でもないからだ。
まして安全でもない。  Y.K

テンセグリティ球(30struts-Tensegrity)

テンセグリティ原理はモデリングによって学ぶことができる。
しかし、複数の経験によって理解できるのはずっと後だ。

私は、30sstruts-Tensegrityモデルを1時間以内に
誰もが簡単な説明で制作できるようにするという
私の最優先課題の解決までの20年間に、
300個程度の大小様々なテンセグリティモデルを制作した。
その内最大の直径は11mであった。

精密な張力材によるテンセグリティ球モデルの制作に従事した経験のある人なら、
この方法が革命的な方法であることに同意するだろう。
同時に、テンセグリティのことはまだよく分かっていないということに
異論はないだろう。  Y.K

無重力

テンセグリティを見て驚かないこどもが確かにいる。
その理論をテンション材がゴムひもからできた劣悪なエンジニアリングによるモデルで、
宇宙での応用デザインによる産業的可能性を論じる科学者もいる。

重力は断面積がゼロの究極の見えないテンション材だ。
見えない重力に驚かない科学者が確かにいる。
地球上の固体的世界観で無重力に憧れている生活をしているからだ。

彼らは圧縮材が浮かんでいるテンセグリティがどこか無重力的だと思っている。
理解と感性がしばしば分断された知識のままだ。
テンセグリティは引力と斥力の調和を最初に視覚化したモデルだ。
現在、電磁力にのみ、引力と斥力の両方が存在している。
重力には、引力だけが確認されており、斥力としての重力は確認されていない。
このモデルが、 1952年プリンストン大学で
統一場理論の探求に明け暮れていた物理学者アインシュタインを驚嘆させたのは言うまでもない。
しかし、この物理学の事件を、物理学者は知らない。