包括的かつ洞察的デザイン

マグニチュード7.2(阪神大震災時)程度で破壊される
駐車中の自動車や飛行場に待機している航空機は存在しない。

そして、それらに耐震装置は付加されていないことに気づくだろう。
それらは、重量やコストが増加する建築テクノロジーから
構造がデザインされていないからだ。

包括的にしか生命を安全に移動させる道具を
デザインすることはできない。

ではなぜ静止した建築物が安全にデザインできないのか。
人々はまだ固体的な概念の牢獄にいるのだ。

そして、構造以上により包括的な地球環境を
どのように解決できるのか。

それを解決できるのは、少なくとも建築家ではないだろう。
バックミンスター・フラーが建築家でなかったように。
そもそも彼は建築家のライセンスを一生取得しなかったのは
包括的で洞察的な仕事に必要なかったからだ。

そしてデザインサイエンスのライセンスは
許認可の記号体系を支配する権力側からはけっして
発行されないだろう。