有限要素法は解析したい領域をより小さな領域の「要素」に分割する。
解析領域全体が積分で表される場合、各要素内の積分の総和として表せる。
全体は部分から構成できるという還元主義のトリックがある。
つまり、総和が表せるように部分を定義する操作だ。
こうした独善的な推論によって、
つまり推測から得た安全性についての複雑でもっともらしい予測に基づき、
本来の構造システムは高価で過剰な物質で強化されるのである。
有限要素法は決定的にシナジーを除外したままだ。
工学的で合法的な記号システムによる富の損失は計り知れない。
シナジーは要素の総和の効果ではない。
要素から推論できない重さのない機能だ。