現在のテンセグリティには2種類ある。
危険なテンセグリティと
安全なテンセグリティと。
前者はケネス・スネルソンが得意だ。
後者は破壊されながらも動的な均衡を維持できる。
現在のテンセグリティには2種類ある。
危険なテンセグリティと
安全なテンセグリティと。
前者はケネス・スネルソンが得意だ。
後者は破壊されながらも動的な均衡を維持できる。
天球上の全方向からほぼ等方的につねに観測されるマイクロ波がある。
これが宇宙背景放射(cosmic background radiation)である。
この放射はかなり高い精度で等方的である。
等方的すぎて、ありふれていたから発見が遅れたのである。
しかし、この宇宙背景放射の発見から、
宇宙は球状であることと観測範囲の極限が球状であることとは
同じではないことも分かった。
宇宙背景放射の発見の背景は、
空間充填の階層構造的な等方ベクトルマトリックスの発見が、
ギリシア時代ではなく、1944年以後のバックミンスター・フラーの
発見まで待たなければならなかった背景と類似している。
双対の正4面体duo-tetに始まり、
ベクトル平衡体から階層構造的な等方ベクトルマトリックスまでは
量子モジュールを介在させれば理解できる。
私は、たいていバックミンスター・フラーの直弟子と紹介される。
私は彼の最晩年の2年間のシナジェティクスの共同研究者である。
直弟子とは本来宗教的な徒弟関係を意味するdirect discipleである。
彼の信者はアメリカでも日本でも確かににいるけれど、
彼らがシナジェティクスの新しい研究に挑戦する姿を見たことはない。
バックミンスター・フラーのデザインサイエンスに
概念と原理の徒弟制度は存在しない。
そして、包括的思考にアジア的な徒弟制度は受容的すぎるだろう。
direct discipleは人間の直線的関係である。
包括的思考には他者との対話(direct dialog)が不可欠だ。
2点間距離のジオデシックな最短軌道である。
それは直線的ではない。