デザインサイエンスと数学

デザインサイエンティストは
実験から得られた証拠によってのみ
誤りを証明することで概念の牢獄から脱却したとき、
真であることを実験的物理的に証明できる数学的な公式を包括して
デザインサイエンスを遂行できる根拠を持てる。

利己主義が引き起こす有害さよりも
社会の利益を生み出すその能力が優勢となるという
目的意識を維持するには
実験的物理的に証明できる数学的な公式を自ら発見する経験が必要となる。

数学者としてのバックミンスター・フラーの認識が
テンセグリティ構造原理の発見者の評価よりも遅れているのは、
デザインサイエンティストと建築家との違い以上に
数学者との違いも説明しているのである。