道具とは、生存には不可欠だが
断続的にしか利用されない機能を
身体から分離して拡張したものであるが、
人類の意図的な道具の開発にmore with less
は滅多に利用されない。
あらゆる道具は、
有機体生命の成長計画に不可欠な機能を担う部分としてのみ
宇宙に存続できるのである。
記憶力と思考力を
コンピュータに分離拡張しながらも
依然人類の家と事務所は
昼と夜にはそれぞれ利用されていない。
人間の住居に支払うコストと金利は
宇宙的生存には不向きである。
家(shelter)を買う習慣は、哺乳類では人間だけだ。