その1
クリティカル・パスの問題解決方法は、
1.いつまでに何を成し遂げたいか
2.いつまでにどのように成し遂げたいか
という2つの要素から成り立っている。
つまり、方法と経験の秩序化の過程(あるいは工程)の全履歴を
行動によってのみ客観的にかつ動的に形成(あるいは記述)することが目的化されている。
その2
プリセッション
クリティカル・パスの過程において、
本来の目的外の異なった問題とその解決方法の発見に遭遇できた場合は、
上記の2つの要素が選択されるまでの履歴だけではなく
クリティカル・パスを必要とした動機にまで遡れるだろう。
その3
上記の方法は、発見的クリティカル・パス方法であり、
従来の帰納法的(induction)とも演繹的方法(deduction)とも異なっている。
決定的な違いはクロノファイルの有無にある。
梶川泰司