日別アーカイブ: 2012年8月12日

細長比(Slenderness ratio)からの離脱 その1

細長比(Slenderness ratio)からの離脱 その1

外力または自重による
あらゆる種類の圧縮材の変形はやがて
圧縮材の固有な細長比(=Slenderness ratio,圧縮材の断面の直径と長さとの比)
の限界を超えると、その構造材は坐屈するばかりか
構造の深刻な全体的な破壊は加速度的に進行する。

テンセグリティにおいては
圧縮材の細長比が引き起こすこのような坐屈へのリスクは皆無である。
なぜなら、細長比の限界を超えないように
圧縮材の直径に対する長さが調節可能になり
すべての圧縮材は不連続に形成できるからだ。

圧縮材を不連続にすれば、それらは同時的にかつ非同時的に
絶えず振動するようになる。