シナジェティクスとデザインについて

現実は物理的である故に
現実化によって得られる認識は
つねに不完全である。

原理から生成される
生物的・物理的形態(form)よりも
シナジェティクスモデルは
原理により接近する。

19世紀の光速度の絶対値を測定する装置のデザインが
回転鏡による方法によって
反射光の像ができる位置のズレの発見から生まれるには
光の反射という光学原理を歯車駆動に関する工学原理とを
調整する行為を必要とした。

しかし、その行為は
光に速度があるという<作業仮説>がなければ生まれなかった。

デザインは
ある<作業仮説>に基づいて
複数の原理を
互いにより接近させるための
操作主義的な行為である。