沈黙の発見

神聖(divine)とは
蔓状に延びた網状のブドウ(vine)の樹木のような
存在の神々しさを意味するが
忘れられた不確実な状態を永続させるために
有史以前からの擬似的な論理性に見せかけて
人々を承伏させてきた初源的でメタフィジカルな言葉である。

シナジェティクスは
言語の限界の発見からはじまる。
思考する道具としての言語によってその限界と発見は生まれない。
限界から湧き上がる行為は言語から生まれる行為とは異なっている。

シナジェティクスを探究する動機には
言語の限界からはじまる長い沈黙が含まれる。

思考する道具としての言語からこの沈黙は生まれない。

シナジェティクスは
あらゆる表象や記号とイメージ、
そして、条件反射のための記憶と経験とイデオロギーから
頭脳(brain)ではなく
精神(mind)を自由にするメタフィジックスである。

この包括的なメタフィジックスは
無数のシナジェティクスモデルを発見し
そのモデルが内包するモデル言語を
思考言語(thinktionary)に変換してきた。

そして、神聖幾何学のような初源的でメタフィジカルな言語は
シナジェティクスの包括的なメタフィジックスによって
破壊され、そして陳腐化される。

そして、このプロセスは今後100年間は継続するだろう。

それほどまでに
人々を容易に承伏させる初源的でメタフィジカルな言葉は
未来の思考をも満たしているのである。