テンセグリティ構造ほど破壊されにくい構造はない。
しかし、もっとも破壊されにくいのは
張力に対する間違った概念である。
張力と重力を同一視できない場所にいるかぎり。
テンセグリティ構造ほど破壊されにくい構造はない。
しかし、もっとも破壊されにくいのは
張力に対する間違った概念である。
張力と重力を同一視できない場所にいるかぎり。
圧縮力の心配によって<構造とパターン>を乱し
張力の心配によってシナジーを疑う人々が
テンセグリティのPCによるシミュレーションからはじめるのは
計算主義の気安めと依存からである。
航空力学はライト兄弟の飛行実験の成功以後に作られている。
航空機の構造よりもテンセグリティ構造は
水素原子のように、宇宙空間ではありふれた構造である。
シナジェティクスなきシミュレーションから
人類の有用な<構造とパターン>は発見されないだろう。
共鳴型テンセグリティモデルの制作による
モデル言語の習得なくして構造とパターンの理解は得られない。
バックミンスター・フラーが望んでいた共鳴型テンセグリティモデルは
インターネット上にほとんど存在していない。
形態の愛好と模倣はシナジェティクスには無縁である。
トラス構造は常に全面的に自由であるか
あるいは、
常に全面的に自由でないか、そのいずれかである。
完全な12方向の自由のためには、軽量化と剛性化が達成されなければならない。
同時にそれらが達成された理想的なトラス構造では
その構造を構成する4面体と8面体のモジュールの構成比は1:1である。
自動車や航空機、そして住宅の
壁や床は、まだ科学的に構造的ではない。