圧縮力の心配によって<構造とパターン>を乱し
張力の心配によってシナジーを疑う人々が
テンセグリティのPCによるシミュレーションからはじめるのは
計算主義の気安めと依存からである。
航空力学はライト兄弟の飛行実験の成功以後に作られている。
航空機の構造よりもテンセグリティ構造は
水素原子のように、宇宙空間ではありふれた構造である。
シナジェティクスなきシミュレーションから
人類の有用な<構造とパターン>は発見されないだろう。
共鳴型テンセグリティモデルの制作による
モデル言語の習得なくして構造とパターンの理解は得られない。
バックミンスター・フラーが望んでいた共鳴型テンセグリティモデルは
インターネット上にほとんど存在していない。
形態の愛好と模倣はシナジェティクスには無縁である。