ボールベアリングは
人工的にデザインされた
もっとも効果的な圧縮部材である。
回転するボールベアリングは他のボールベアリングと相互に点接触する。
テンセグリティ球は
自然によってデザインされた
圧縮部材と張力材の相補的に統合されて
もっとも効果的に共鳴する疑似球面である。
他の物体と相互に接触する時、
互いに非接触な圧縮材は相互に非同時的に振動する。
自律的な浮かぶ疑似重力圏を形成し
移動しながら惑星地球と相互に点接触することもできる。
ボールベアリングは
人工的にデザインされた
もっとも効果的な圧縮部材である。
回転するボールベアリングは他のボールベアリングと相互に点接触する。
テンセグリティ球は
自然によってデザインされた
圧縮部材と張力材の相補的に統合されて
もっとも効果的に共鳴する疑似球面である。
他の物体と相互に接触する時、
互いに非接触な圧縮材は相互に非同時的に振動する。
自律的な浮かぶ疑似重力圏を形成し
移動しながら惑星地球と相互に点接触することもできる。
デヴィッド・ジョーゼフ・ボーム(David Joseph Bohm)は
すぐれたメタフィジックスの操作主義者である。
「原子、電子、陽子、テーブル、椅子、人間、惑星、銀河などすべてのものが、
全体的な運動からの抽象と考えられる。」
その抽象とはテンセグリティである。
テンセグリティ構造そのものが
望遠鏡でも顕微鏡でもこれまで直接観察できなかった理由である。
原子、電子、陽子、テーブル、椅子、人間、惑星、銀河などは
同時的に非同時的に、そして局所的に全体的に
動的なテンセグリティ構造を形成している。
バックミンスター・フラーは
住宅をテンセグリティ構造に変換するための
メタフィジックス的なすべての抽象的過程を<予測的デザインサイエンス>と呼んでいる。
インセンティブ(incentive)という
人々の意思決定や行動を変化させるような要因から
客観的な完全性は生まれない。
理解とは
インセンティブ(incentive)とかけ離れた
客観的な完全性である。
インセンティブとは
誘因された動機や刺激であり
俗語でコカインを意味する。
科学研究のインセンティブは
奨励金や補助金で塗されている。
21世紀の科学研究のためのインセンティブは
現金製造装置の一部である。
形態美を可視化しただけのテンセグリティは
繊細で変形しやすく、壊れやすく
それゆえに局所的である。
真のテンセグリティモデルは
張力材の破断を怖れない概念を包括している。
バックミンスター・フラーは
概念の構築過程からテンセグリティを発見している。
圧縮力と張力における
非鏡像的で相補的な<構造とパターン>の20年間におよぶ探査から
ついに真の<構造システム>を発見したのである。
それゆでに、テンセグリティは
最長の懐胎期間を必要とするのかもしれない。
シナジェティクスモデルは教育の手段ではない。
シナジェティクスモデルは
原理を視覚化したモデルであり
人格のない教育装置(ティーチングマシーン)である。
例えば、テンセグリティモデルは原子核モデルである。
デザインサイエンスを実践と切り離し
シナジェティクスモデルの限りない再現は
他人の思考方法を投影した3Dオブジェに過ぎない。
ゴム紐や釣り糸のテンセグリティモデルなどは
まったく無意味なのだ。
張力に対する間違った概念が
2点間距離を変動させているだけである。
自然は、主観的に、美的に実行しない。
シナジェティクスモデルの形態の再現だけから
モデル言語は認識できない。
モデル言語は
後に他の科学原理やシナジェティクスモデルとの関係によって理解されるが
その理解こそシナジェティクスにとって包括性の始まりである。
既成の思考パターンによる運動から
離れた自由を垣間見るのである。
果てしない対立物がうずくまる内部を
外部に対して投影する行為から
自由になるのである。
シナジェティクスは関係性の幾何学である。
独立した思考や感情を求めて
力への渇望と自己満足を追求する行為が
どれほどの混乱を引き起こしてきたかが見えはじめるのである。
全天候性のモバイル・テンセグリティシェルターのプロトタイプ制作は
画家が絵を描くための絵の具と筆を買うように
完全な既製品の組合せから可能だった。
いくつかのシナジェティクスの原理的発見を除けば
テンセグリティシェルターを構成する部材と
それらを自宅のガレージで2次加工するすべての工具は
インターネットから調達できるほど
すでに<平均的>に分布していたのだ。
完全な既製品の組合せからなるプロトタイプこそ
少量生産も可能な理想的な量産タイプである。
そのプロトタイプを移動させるときは
モジュールまで分解して折りたたんで
車のトランクで運べるほど<再生的>だ。
宇宙でもっとも豊富な水素元素が
宇宙を形成するための最初の既製品であったように
加速度的にバイオスフィア上に分布する工業化された既製品群こそ
デザインサイエンスの<平均的革命>をより加速している
新たな元素群なのである。
この3年間のデザインサイエンスプロジェクトの詳細が
未だ公開できないのは残念だが
公開できるときは完全な構造の機能が実現した時だ。
この完全な機能とは実用段階を意味している。
モバイル・テンセグリティシェルターが存在するのは、
より経済的に生存するためではなく、
幸福になるためである。
——–夜空の星々と共に
今はテンセグリティシェルターが完成するまで
星々のように
自ら燃えなければならない。
<構造>は、特定の機能に特殊化されたものとして理解されてきた。
「機能は形態に従う」ように
<構造>も人間が作り出せるものとしてデザインされてきた。
<構造>をシナジェティクスのモデル言語から理解するというのは
一つの原理の形態的な変換方法を発見したり
複数の原理との調整方法を考察するだけにとどまらない。