シナジェティクス講座」カテゴリーアーカイブ

シナジェティクス・モデル

シナジェティクス・モデルを決定するのは、
自然の原理の理解だけではなく、
自分自身をいかに理解しているかということである。

包括的理解は、天球儀の外部から星の配置関係を観察する行為に共通している
観察者の視点の移動を伴う。

かつては神の目と言われたこの操作は
内部と外部の反転操作として理解できるが、
現象の記述には意味的な鏡像対称性がないように感じられるだろう。
このことが、同じ原理を2つの異なった現象として捉えてきたのである。

1944年、シナジェティクスはベクトル平衡体とその回転軸モデルとの相違を発見した。
あらゆる環境条件と出来事を観察する場合の相対性の発見が
バックミンスター・フラーの<操作主義>の独創性を表している。

「従来の科学における視点とアインシュタインの視点(そして結果的に利用した方法論)とのちがいは、
〈制御された条件〉内に隔離して実験をしようと試みていた従来の科学とは対照的に、
実験に付随するあらゆる環境条件と出来事をつねに包括的に考察の対象としていたことにあった。」
『コズモグラフィー』(バックミンスター・フラー著、梶川泰司訳  P.52 白揚社)

シナジェティクス入門講座生募集(第2期生)のお知らせ

シナジェティクス入門講座の第2期生の募集です。
第2次ガイダンスは以下の時間帯で行っています。

入門講座は10月20日のシナジェティクス・キャンプから始まります。


9月29日(土曜日)から30日(日曜日)
午後4時、または午後9時
の時間帯からご希望の時間帯を2通り選んで
黒野 迅<info@synergetics.jp>
のアドレス宛てに
ガイダンスの予約申し込みをしてください。


同時に、
御名前と御住所を明記してください。
電話またはスカイプまたは ichatの中から
御都合のよい連絡方法とアドレスなどを指定してください。


返信メールにて確定した時間と指定して頂いた方法に対応した
シナジェティクス研究所の電話番号またはスカイプ名または ichat名をお知らせ致しますので、
予約時間通りに上記の選択した連絡方法にてご連絡ください。

プログラムなどの詳細はを直接説明いたします。

また、
第2期のシナジェティクス入門講座に使用する主なテキストは
『コズモグラフィー・シナジェティクス原論』(バックミンスター・フラー 著、梶川泰司 訳 白揚社 2007)
http://www.amazon.co.jp /コズモグラフィー―シナジェティクス原論-R-バックミンスター・フラー/dp/4826901356/ref=sr_11_1 /250-7986946-4665019?ie=UTF8&qid=1189905642&sr=11-1

シナジェティクス研究所
黒野 迅
http://synergetics.jp/

シナジェティクスによるプランク定数

プランク定数は科学技術データを管理する委員会によって
その推奨値は変更されてきている。
つまり、定数と言われながら、プランク定数の正体はよく判っていないと言えるだろう。

『コズモグラフィー』は空間充填のモジュール理論から
プランク定数の真の定数化を論証している。

シナジェティクスの自己教育法

インデックスのない記憶はほとんど取り出せない。
あらゆる死の危険性はインデックスを自動生成する。

他にインデックスを自動生成させる方法として
バックミンスター・フラーは <声に出して思考する>ことを発見した。
どんな場合も予め用意した原稿をいっさい無視すれば、
聞く側も、予め用意された常識が解体されやすくなるのである。

他者性のネットワークの現存在にコネクトする方法は
もっとも単純なサバイバル方法である。
言葉は最初の生き延びるための道具だ。

シナジェティクス入門講座では
講義形式ではなく、シナジェティクス・モデルの制作を中心に
<声に出して思考する>ことによって
体系的な思考の幾何学を習得することにある。

また
シナジェティクス入門講座でのシナジェティクス・キャンプ(ワークショップ)は
通常のワークショップ形式の体験学習方法ではなく、
科学的な定理を装って刷り込まれた非物質的で固体的な思考回路を
自ら排除することにある。

量子幾何学としての『コズモグラフィー』

音楽家は、「言葉では到達できない、その先の世界が音楽の素晴らしさ」という。

波と粒子の二重性から発見された非言語的世界は、量子力学の到達点ではない。
マックス・プランクは、波のエネルギーがhvの整数倍に制限されるという「量子仮説」を導入して
波の振幅が連続的に変わるという矛盾を解消したが、
不連続の連続という概念を形態化できるとは考えていなかった。
物理学は、エネルギーの形態化を放棄している。

不連続の連続は、バックミンスター・フラーのテンセグリティ理論によって
初めて視覚化され、
さらに体積の整数比を具現化するシナジェティクス・モジュール群によって、
空間充填の新しいた最小単位が証明された。

『コズモグラフィー』—シナジェティクス原論
(R.バックミンスター・フラー (著), 梶川 泰司 (翻訳) )は無矛盾な有理化されモデルによる量子幾何学論だ。

シナジェティクス講座では『シナジェティクス』以後に発見された
5回対称性のモジュール群によるアイコマトリックス(icomatrix)の空間充填システムも
扱う。
最小単位間に黄金比を介在させた新たな相補性の原理が潜んでいる。

シナジェティクス入門講座 お知らせ

シナジェティクス入門講座の第2期生のガイダンスは
以下の時間帯で行っています。


9月19日(火曜日)から22日(土曜日)
午後4時、または午後9時
の時間帯からご希望の時間帯を2通り選んで
黒野 迅<info@synergetics.jp>
のアドレス宛てに
ガイダンスの予約申し込みをしてください。


同時に、
御名前と御住所を明記してください。
電話またはスカイプまたは ichatの中から
御都合のよい連絡方法とアドレスなどを指定してください。


返信メールにて確定した時間と指定して頂いた方法に対応した
シナジェティクス研究所の電話番号またはスカイプ名または ichat名をお知らせ致しますので、
予約時間通りに上記の選択した連絡方法にてご連絡ください。

プログラムなどの詳細は梶川泰司が直接説明いたします。

また、
第2期のシナジェティクス入門講座に使用する主なテキストは
『コズモグラフィー・シナジェティクス原論』(バックミンスター・フラー 著、梶川泰司 訳 白揚社 2007)
http://www.amazon.co.jp /コズモグラフィー―シナジェティクス原論-R-バックミンスター・フラー/dp/4826901356/ref=sr_11_1 /250-7986946-4665019?ie=UTF8&qid=1189905642&sr=11-1
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4826901356.html
http://www.junkudo.co.jp/view2.jsp?VIEW=author&ARGS=%8A%81%90%EC%81%40%91%D7%8E%69
です。

シナジェティクス研究所
黒野 迅
http://synergetics.jp/

シナジェティクス入門講座

テンセグリティは工夫すればだれでも制作できる。

しかし、テンセグリティを美しいオブジェとして捉えるかぎり、
そして、テンション材にゴム材やステンレスワイヤーを使用する
擬似テンセグリティに夢中になっている限り、
テンセグリティの破壊実験を見ないで死ぬ人は減らない。

30-strutsのテンセグリティ球から張力材を6本程度ランダムに切って
それでも依然、球状を保っていれば、
テンセグリティの本質的なすべての機能が実現されていると考えていい。

この実験から誰でも
テンセグリティ概念が理解できるだろう。

吊り下げられたモデルを寝る前に一瞥する生活も悪くないが、
宇宙を理解するために、
つまり、死ぬまでに、テンセグリティモデルの破壊実験を
試みることには賛成だ。

有機的生命体でなくともシナジーは具現化されているのだから。

シナジェティクス研究所が開催する
シナジェティクス入門講座は
こうした経験に基づいた
数学的構造的な絶対的証明を駆使しながら
サイバー的な自己学習と体験的オリエンテーションを織り交ぜた
最初の包括的な教育プログラムである。

シナジェティクス原論『コズモグラフィー』(バックミンスター・フラー著、梶川泰司訳 白揚社 2007)を
テキストにしたシナジェティクス入門講座では
現在第2期生(10月下旬開始 前期3ヶ月コース)の募集を開始している。

尚デザインサイエンス・プロジェクトコースも同時期に開始する予定である。   Y.K


シナジェティクス入門講座の問い合わせ;
シナジェティクス研究所
黒野 迅<info@synergetics.jp>まで

本邦初・完全版『コズモグラフィー』

『コズモグラフィー』の出版は最終段階を迎えた頃は順調であった。
8月24日刷了、8月31日製本終了。
9月3日取次見本、9月6日か7日に書店に配本となり、
9月中旬に全国の書店に並ぶ予定。
シナジェティクス講座生には今月のシナジェティクスキャンプ時に
少し早く配本される。

本邦初の完全版『コズモグラフィー』には、明確に翻訳された
フラー自身の解説ばかりではなく、
追加されたシナジェティクスから引用された豊富な図版と解説が含まれている。
私たちは430ページを超えるそれらの翻訳編集に5年の歳月を要した。

そして、フラーのスーパーバイズのもとで1983年まで2年間進行していた
当時の私の研究とその後の理論形成をより分かりやすくするために、
書き下ろしの論文(38ページ)が含まれている。
<対称性の破れ>をシナジェティクス原理から初めて解明した論文である。

螺旋キノコ雲

台風やハリケーンは原理的にはダイソンの掃除機と同じである。
螺旋的な渦型の流体が回転し、
排気と吸気の連続的サイクルを自己組織したメカニズムを
維持するのは、太陽エネルギーか電気エネルギーかの違いがある

この作業仮説から、原爆にも排気と吸気があることになる。
強大な爆発の後に、吸引された建物の破片や水や
車、そして無数の焼けこげた死体はハリケーンのように回転しながら上空に運ばれる。
台風の排気の高さは高度1万メートルに達している。
(同時に乾いた上空の空気は螺旋を描いて下降する。)

キノコ雲は、正確に螺旋の回転体である。
高濃度に吸引された放射性物質は
こうして新しいタイプの積乱雲として移動した後に黒い雨になった。
これまでの黒いキノコ雲は外観のみの形態しか表していない。

現在ヒロシマ原爆資料館で上映されている
ヒロシマの上空で核兵器が爆発するCGのアニメーションは
この原理をまったく無視している非科学的なアプローチである。

透明なダイソンの掃除機を展示した方が
リアルに見せかけたCGよりも具体的で現実的である。

そして螺旋については物理学や生物学と同時に
シナジェティクスを学ばなければならない。
作用、反作用、そして
その結果(=合力)こそ相互作用の未知なるシナジェティックな現実がある。