4つの出来事の間には6個の関係がある。
中心を含めた5つの出来事に間には
10個の関係がある。
これらは4面体状(4vertexia)のテンセグリティ構造を形成する。
こうしてシナジェティクス研究所の基本機能の動的な相互作用は
デザインされた。
この機能は今後100年間モデルチェンジしないだろう。
http://synergetics.jp/3Dmenu_top.swf
4つの出来事の間には6個の関係がある。
中心を含めた5つの出来事に間には
10個の関係がある。
これらは4面体状(4vertexia)のテンセグリティ構造を形成する。
こうしてシナジェティクス研究所の基本機能の動的な相互作用は
デザインされた。
この機能は今後100年間モデルチェンジしないだろう。
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私はこれまで千個以上のシナジェティクスモデルを再現してきた。
そのためには1万日以上の思考実験を日課としてきた。
バックミンスター・フラーは1975年に『シナジェティクス1』を、
1979年『シナジェティクス2』を表した。
私が1983年までに再現したいくつかのモデルは、バックミンスター・フラーの半世紀間の
思考実験とは異なっていた。
それは彼が私と共同研究した理由である。
そして、それ以後の彼以外のシナジェティクスモデルは
すべて『シナジェティクス3』に含まれる計画があった。
しかし、彼の突然の死によってそれは途絶えてしまった。
『コスモグラフィー』(白揚社2007)と『シナジェティクス3』は異なっている。
『シナジェティクス3』(仮題)は2010年の夏から定期的に出版される予定である。
『シナジェティクス3』はフラーの死後から現在までの
27年間のクロノファイルから編集される。
デザインサイエンティスト
梶川泰司
第4期生のガイダンスは3月20日 12PMに終了しました。
多数のガイダンスの応募がありましたが、入門講座の受講条件に沿って
先着順とさせていただきました。
(現時点でのシナジェティクスに対する動機と興味の大きさを科学的に決定する方法として先着順を採用させていただきました。)
第5期生の応募は2011年3月を予定しています。
また、ガイダンスでシナジェティクスワークショップに関する多くの質問がありましたが、
2010年7月以後定期的に開催する予定です。
シナジェティクスワークショップの2010年のテーマは
1.テンセグリティ理論とモデル
2.テンセグリティ・シェルターの理論と制作
これらのワークショップには新たなシナジェティクス理論に基づいた
シナジェティクスモデルとオリジナルテキストが用意されます。
シナジェティクス講座およびワークショップ担当
黒野 迅
ジオメトリーをアートにする試みからアートもジオメトリーも変革されたことはない。
アートをジオメトリーにしようとする試みも同じだろう。
芸術はつねに既存の芸術形式を模倣しない純粋な形式を作り出すが、
原理は異なった原理を作り出すために既存の原理を再利用するからだ。
ケネス・スネルソンはテンセグリティオブジェを創作した。
彼は形態的な独創性を、オブジェの回転対称性を乏しくするか、その非対称性に求めた。
しかし、形態的な美と引き替えに同型からなるテンセグリティモジュールは著しく後退したばかりか、構造としてのバックミンスター・フラーのテンセグリティを否定するという
この半世紀間の彼の見解はジオメトリーをアートにする試みと理念の限界を示している。
バックミンスター・フラーがシナジェティクスと幾何学の相違でさえ
オブジェという客体に求めなかったのは、シナジェティクスのモデルが
目的(object)ではなく方法だからだ。
シナジェティクスの包括的な思考は、理性によって獲得される最高の概念に対して
もっとも直観的にかつ物理的に到達できる方法をもたらしてきた。
この方法は科学で一般にいわれているような基礎と応用という産業化を
強要する社会的使命からも自由であるばかりか、
表現者独自の自己実現要求を魅了させる概念と絶縁していながら、
物理的な変換方法に拘束される条件でさえもっとも自由な思考を展開できる。
そして、テンセグリティは<自然を模倣しない>思考に共鳴した
史上初の構造原理として発見されたのである。
バックミンスター・フラーはこうした思考のプロセスから生まれる新たな実在を
アーティファクト(artifact)と呼んでいた。
分断された幾何学と芸術を統合するのは幾何学でも芸術でもない。分断する方法は、
可逆的に統合する方法にはならなかった。
そればかりか予測できない統合作用によって
かつての目的(object)さえも陳腐化され否定されるのである。
統合する方法は、物質を非物質化するための過程(=エフェメラリゼーション)を
記憶した人工物に変換される。
テンセグリティ・シェルター
―――――張力の存在度について
この新しいテンセグリティ構造は私が1995年に発見したネオ・ジオデシック理論で設計された。(張力材はジオデシック方が採用されるが圧縮材の 2点間距離は最短ではない。)テンセグリティシェルターのプロトタイプ制作に従事したメンバーは2008年度までに6ヶ月間のシナジェティクス入門講座を 履修した後、選択制のデザインサイエンス講座でクリティカル・パスを学んだ。このプロトタイプ制作の開発期間は、株式会社東レからの350mの薄板カーボ ン板の提供から始まり、基本設計を経て原寸大組み立てテストなどを含めて40日以内であった。
基本の圧縮材の構成要素の最大重量は150gであり、テンセグリティシェルターのアセンブルと分解は主に3人で可能である。分解後は普通乗用車のトランクに工具と共に収納できる。
このシェルターに内外2層の皮膜を取り付けると、表面の張力として機能する。そして、最適な皮膜材から構成された皮膜部材の総重量は構造材の総重量よりも大きくなる。
健康な人体において、筋肉組織の全重量の割合は全体重(骨という圧縮材など)の70%を超えるようにデザインされているのは、このテンセグリティの構造原 理がきわめて有機体生命に接近しているかを説明する。つまり、動く構造では張力材の存在比は圧縮材の存在比よりも増加する傾向が生まれる。
(まだこの視点からみればロボット工学はまだ剛体的であるが、それ以上に建築学は固体的である。)
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☆デザインサイエンス講座におけるテンセグリティプロジェクトへの参加資格は、
シナジェティクス入門講座を経た講座生に限定されます。
シナジェティクス入門講座の第4期生5名の募集です。
第1次ガイダンスは以下の時間帯で行っています。
■
2010年 3月19日〜20日の午後7時、午後9時
の時間帯からご希望の時間帯を選んで
下記メールアドレス宛てにガイダンスの予約申し込みをしてください。
■
同時に、
御名前と御住所、メールアドレスを明記し、
簡単な自己紹介(400字程度)をしてください。
スカイプまたは ichatの中から
御都合のよい連絡方法とアドレスなどを指定してください。
Windowsの場合はスカイプです。スカイプのインストールはサイトを検索すれば簡単にできます。
そのサイトからスカイプ名を取得できます。スカイプまたは ichatの場合は通話料は無料です。
■
返信メールにて確定した時間と指定して頂いた方法でシナジェティクス研究所の
スカイプ名または ichat名をお知らせ致しますので、
予約時間通りに上記の選択した連絡方法にてご連絡ください。
プログラムなどの詳細を直接説明いたします。
尚、講座の開始は2010年5月からを予定しています。
■シナジェティクス入門講座はシナジェティクス・キャンプ(オリエンテーションの場所は関東を予定)から始まります。
尚、第4期のシナジェティクス入門講座に使用する主なテキストは
★『コズモグラフィー・シナジェティクス原論』(バックミンスター・フラー著、梶川泰司 訳 白揚社 2007)
★『クリティカル・パス』(バックミンスター・フラー著、梶川泰司 訳 白揚社 2007)
★『宇宙エコロジー』(バックミンスター・フラー 著+梶川泰司 訳 美術出版社 2004)
ご質問はすべてガイダンスでお願いします。
尚、定員になり次第このガイダンスは終了致します。
シナジェティクス研究所
シナジェティクス入門講座担当
黒野 迅
<synergetics3@mac.com>
☆参照
犬のしっぽブログ
シナジェティクス・モデル
『野生の思考』は1961年に書かれたレヴィ=ストロースの主著である。
その年には、バックミンスター・フラーの大学での講演録が出版された。
それが、『宇宙船地球号操縦マニュアル』である。
この同時期の思考のシンタックスを比較した構造主義者はまだいない。
備考:1969年に出版されたのは改訂版である。
チリのソリトン波は時速700キロ以上だった。
形を崩すことなく伝播していくこの波は
互いに衝突しても自律的に進む。
サーファーがもっとも好きなタイプである。
http://www.scholarpedia.org/wiki/images/0/03/Fig1_soliton.gif
Collision between two soliton solutions of the KdV equation.
天球上の全方向からほぼ等方的につねに観測されるマイクロ波がある。
これが宇宙背景放射(cosmic background radiation)である。
この放射はかなり高い精度で等方的である。
等方的すぎて、ありふれていたから発見が遅れたのである。
しかし、この宇宙背景放射の発見から、
宇宙は球状であることと観測範囲の極限が球状であることとは
同じではないことも分かった。
宇宙背景放射の発見の背景は、
空間充填の階層構造的な等方ベクトルマトリックスの発見が、
ギリシア時代ではなく、1944年以後のバックミンスター・フラーの
発見まで待たなければならなかった背景と類似している。
双対の正4面体duo-tetに始まり、
ベクトル平衡体から階層構造的な等方ベクトルマトリックスまでは
量子モジュールを介在させれば理解できる。
私は、たいていバックミンスター・フラーの直弟子と紹介される。
私は彼の最晩年の2年間のシナジェティクスの共同研究者である。
直弟子とは本来宗教的な徒弟関係を意味するdirect discipleである。
彼の信者はアメリカでも日本でも確かににいるけれど、
彼らがシナジェティクスの新しい研究に挑戦する姿を見たことはない。
バックミンスター・フラーのデザインサイエンスに
概念と原理の徒弟制度は存在しない。
そして、包括的思考にアジア的な徒弟制度は受容的すぎるだろう。
direct discipleは人間の直線的関係である。
包括的思考には他者との対話(direct dialog)が不可欠だ。
2点間距離のジオデシックな最短軌道である。
それは直線的ではない。