教育のほとんどの過程は
教えることが目的である。
教師はその過程で
学ぶ学生から相互作用をほとんど受けない。
それは、
教師不在でなされる効果的な学習方法が
教師組合によって除外されてきたからだろう。
デザインサイエンス講座では教えることを目的にしない。
なぜなら、デザインサイエンス講座とは、
新しい原理を発見しその原理の再現性を目的にした、
つまり
物質を如何にメタフィジックスでコントロールするか、
についての探求だからだ。
原理を応用する以前の過程である、
原理発見にまつわる方法論は
ほとんど教育不可能だと思われている。
しかしこれも、
単なる組合内部の多数決によって採択された
便宜にすぎない。
☆図版解説ーーーーーーーー梶川泰司
真実と美、そして対称性との相互作用からでさえ
メタフィジックスの探求は十分ではない。
それらと自己(=観察者)との関係性を
統合的に形成するには、
異なった相互の関係性が少なくとも6個存在しなければならない。