自由への構造

シナジェティクス入門講座はすでに3月のオリエンテーションに始まり、
いよいよ6ヶ月の間、『コズモグラフィー』(6月刊行予定)をテキストにしたモデル言語を習得する。

かなり実験的な講座(教育法だけではなく、プログラム概要や参加費なども意図的に公開しなかった)であるが、定員を超えた講座生が参加することになった。

ブログは私の講座プログラムの重要な唯一の公開情報であり、
言い換えれば、ブログ以上の情報はなかったにもかかわらず、
結果的に強い興味から私に直接参加宣言した人ばかりという特徴がある。

know-whyに忠実に反応するための、最初の重要なプリセッションがあったと感じる。
プリセッションは明らかに情報量に比例しない。

シナジェティクス入門講座の開講後も、しばしば問い合わせがあるが、
今後シナジェティクス講座やデザインサイエンス講座に移行するため第2期生の募集は未定だ。

教育は個人教育が効果的だ。これまでこの方法が民主主義社会で検討されなかったのは
効果的かもしれないが財政的に困難だからとか、学生より教師が常に少ないからというだけではないだろう。
なぜなら、21世紀では、
この可能性を確実性に変換できる電子的で経済的な方法はすでに豊富に存在しているからだ。
教師と学校がこうした方法に不慣れな理由は、
この方法が、教師の終身雇用と学校というシステムを破壊するからだ。

私は経験から、すべて学びたいことを個人教授から始めることは、
もっとも効果的で人間的なことだと感じる。そしてもっとも信頼できる自由への構造なのだ。

「構造とは何か」。
これはシナジェティクス入門講座の最大のテーマである。  Y.K