氷モデル

正四面体だけでは、空間は隙間なく埋められない。
水分子が周囲の4つの水分子と水素結合して、正四面体型の配置をとる、
氷の結晶構造の場合、いかに隙間だらけであるかは想像できる。

氷が融けて水になるとこの構造パターンが壊れ、
この空隙部分に水分子が入りこんでくるので、密度が1割ほど増える。
しかし、物理学ではこれ以上の構造モデルは提示できていない。
この隙間を空気と考えるべきではないだろう。
気泡が氷の浮力を生んでいることは別問題だ。

シナジェティクスではこの具体的なモデルをデザインできる。
正四面体型の配置では氷の結晶の説明は不可能だ。
隙間は正4面体ではない。
新たな空間充填システムは、重要な宇宙論だ。
任意の整数比で空間充填できる4面体モジュールの発見
(つまり整数比で空隙を残すという構造システム)は、
氷が水に浮かぶことのできる唯一の説明となる。