3本の矢

一本の棒は簡単に折ることが出来る。
次に3本を束にして折るとかなり折れにくい。
一人一人で物事を行うよりも、協力して行う方が、大きな効果を得ることができる。
とい教訓は実験によって確認できる。

しかし、1本の棒を3分割した場合、
その1本ですらすでに折れにくくなっている。
この原理が建築に応用されることは稀である。
まして21世紀の常識とはなっていない。

長さ方向に3分割した圧縮材は折れにくい現象は、
3本の矢は折れないという発見を
断面積の増大で説明した毛利元就の経験主義からは推論できないことである。

さらに、
こうした圧縮材の歴史は、張力材の機能をほとんど説明しない。