教育用テンセグリティモデルの開発

風はだれも見れないが
船乗りが風を受け入れるように、
本当のシナジーの概念を直観的に理解できるのは
テンセグリティだけ。

震えていない瞬間はないように
つねに角度と振動数に移り変わる。

本当の構造に名前を教えるのは
テンセグリティモデルだけ。

というメタフィジックスは
テンセグリティ・ワークショップで経験できる。

バックミンスター・フラーでさえ
テンセグリティの定義にしたがった
教育用のテンセグリティモデルを開発できていなかった。

シナジェティクスの講義の前に一人控え室で
テンセグリティモデルを淡々と再構成していたのを思い出す。
講義用のテンセグリティモデルは
モバイラーには軽すぎるが大きすぎたのだ。

彼はそれに関わるには
忙しすぎたが他の誰も教育用のデザインを提案できなかった。
テンセグリティの存在のすべてが純粋だったからだ。
(張力材がゴム材の場合は、エンジニアリングの妥協の産物である。)

シナジェティクス研究所が開発した
球状20面体のテンセグリティキットは
小学生から大人まで、4時間程度で組み立て可能だ。
(所定の長さの張力部材が完成してからの、アセンブルではわずか1時間程度である。)