クリティカル・パスの利点は失敗しないことであるが、
それでも失敗したなら、見事な失敗になるだろう。
例えばダイマクションハウス。
このプロトタイプが量産に失敗したのは
投資家の期待する
「ほとんど何のリスクも負わない資本主義」にある。
それから70年が経過した。
もちろん、クリティカル・パスはすでに
バージョンアップしている。
ジオデシック理論やテンセグリティ理論を採用したとしても
生存に関与しないアブノックスなシェルターを量産するための
ノウハウからなにも革命的な構造は生まれなかった。
デザインサイエンスのためのクリティカル・パス法は
生まれ変わったのである。
産業技術の革命に最適化したばかりか、
ジオデシック理論やテンセグリティ理論自体が
生まれ変わったからである。
シナジェティクスによるプライムデザインは
ついにあたらな開発方法を選択できる環境を形成したのである。