RNAを遺伝子としているレトロウイルスは
DNAからRNAの転写を経てタンパク質へ翻訳された後に
自己複製するだけではなく
その自己複製の前に宿主細胞内でRNAをDNAに変換して
<標準>の逆反応を行う。
このRNAをDNAに変換する反・転写方法のように
シナジェティクスによる反・転写モデルの発見、
つまり、概念の解読または原理の発見、そしてその翻訳が
形態と機能の複製よりも優先されるのは
シナジェティクス独自の操作主義における反対称性を起源とする。
参照
「正12面体における反対称性」
(『コスモグラフィー』補遺 梶川泰司 白揚社)