日別アーカイブ: 2013年11月1日

反固体的構造

引張材には、引張の端部を固定する支点が必須であるが
重力にそのような支点や基礎部は存在しない。
重力の大きさ(重力値)が異なっているだけである。

自転による遠心力が緯度により異なり
地球が完全な球形ではなく、回転楕円体であり
地球の内部構造が一様ではないように
球状テンセグリティ構造においては
すべての圧縮材の圧縮力とすべての張力部材の張力は
一様ではない。

テンセグリティは
大地からの自律性が形成される過程でさえ
つねに振動し外力分散し続けるための複数の頂点を形成する。

つまり、その頂点さえもつねに共振する支点を形成しているのである。