2020年6月20日(土) 20時から5時間程度
対話と講義
テンセグリティワークショップ参加者限定
テンセグリティを組む人が違えば張力で統合されたモデルは異なる。完成したテンセグリティを触れば誰が制作したかも分かる。ピアノも車もそれらを操作する人の癖が転写される。コーヒー豆が同じでもコーヒーを入れる人や場所が違えば香りも変わる。違いを生み出すためのグローバリズムは存在しない。
テンセグリティワークショップに参加した経験は、机の上のテンセグリティと対話が始まる。モデル言語の生成が始まったのだ。
感じることから生まれる現象を、さらに感じる経験が思考を支える言語にまで相互作用する。それは知識さえも破壊する。知識は他人の思考であり他人の経験だからだ。
テンセグリティ原理が言語を破壊する経験はテンセグリティモデルの構築過程に潜んでいた。
モデルが言語を生成する。
DNAモデルが生物学の生命の定義を変えたように。