P2Pはエフェメラリゼーションがもっとも成功した
21世紀の桃源郷である。
http://hibagun.net/tensegrity_skype/tensegrity_skype_jp.html
この不可視の通信テンセグリティの反建築的革命性は
最初の1年間いっさいメディアで報道されなかった。
事実と情報は非対称的(=鏡像的)ではなく、無対称的である。
真実は、電子と陽子のように、
そして、圧縮材と張力材のように
つねに非鏡像的で相補的である。
P2Pはエフェメラリゼーションがもっとも成功した
21世紀の桃源郷である。
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この不可視の通信テンセグリティの反建築的革命性は
最初の1年間いっさいメディアで報道されなかった。
事実と情報は非対称的(=鏡像的)ではなく、無対称的である。
真実は、電子と陽子のように、
そして、圧縮材と張力材のように
つねに非鏡像的で相補的である。
懐胎期間の意図的な引き延ばしが容易なのは、
テクノロジーの冗長性への見えない依存度のためであるが、
過剰な重量増加は二酸化炭素の増加問題である。
その原因は、
それまでの構造の定理の維持のために構成された組合員(=アカデミズム)が
形成した局所的知識体系を陳腐化する時間を
容易に延期させられるほど、
(他の科学的領域での平均予測時間と比較しても)
構造の間違った定理とその記号学にしがみつく組合員は
圧倒的に多数なのである。
テンセグリティによって発見された真の構造の定義は
テンセグリティモデルまでも歪められている。
より意識的により秩序づける試みを追求していくと
人間は単純により多くの宇宙の原理を発見していく。
人間も宇宙もより複雑になってはいない。
それは神秘のひとつだ。
テンセグリティは視覚化された構造の神秘だ。
驚くことに、バックミンスター・フラーでさえ、
ジオデシック・ドームのための三角法の計算をやり遂げるのに、二年間を費やしている。
1950年代には、忍耐強い手計算なしでは、構造の革命は達成できなかった。
しかし、現在途方もない強力なパソコンがあるにもかかわらず、構造の革命は途絶えているのはなぜだろうか。
ジオデシックドームでさえ、バックミンスター・フラーのデザインの再現に止まっている。
張力材に対する信頼が陸地で生まれた固体的な技術体系に欠如していることが、テンセグリティが構造の究極であるという認識の不足に繋がっていることは、テ ンセグリティ理論の大気圏内での応用の半世紀間の歴史を見れば、明らかである。これは、私が 90年代にRBFのアーカイブでNASAプロジェクトのレポートを閲覧した時の感想である。
テンセグリティ構造が美しいのは自慢にはならない。
経済的に自立するテンセグリティ・ジオデシック構造が美しければ、それは原理の統合性の美しさだ。
人間がつくり出すどんなデザインも到達できなかった美だ。
私は昨日の午後、デザインサイエンス・プロジェクトに従事する
複数の開発協力者とともに意図的に開始したにおいて、
テンセグリティ・ジオデシック構造の異なった複数の実験によって
生じた主観的反応を分析した結果、
優れた新しい客観的機能を発見することができた。
機能は他の機能としか共存できない。
ひとつの機能は統合された複数の原理に関与していなければ、
それ自身では存在できない。
われわれはテンセグリティの諸機能ではなく
機能という宇宙を確認しているのである。
物質を構成するすべての原子からみれば、
圧縮材とはより分割数の高い張力材のことである。
人間のような有機生命体では
張力材のほうが圧縮材よりも圧倒的に多く使われている。
しかし、この数えられる張力からは
連続した一つのネットワークであるという認識が欠落する。
最初のテンセグリティ構造を発見したのは
バックミンスター・フラーではない。
まして最初にテンセグリティをデザインしたのはスネルソンではない。
自転車のホイールはそれ自体でテンセグリティ構造である。
テンセグリティの概念化の歴史で重要なことは、
最初に誰が自転車のホイールの中に
人類が居住できる空間をデザインできると考えたかである。
つまり、最初のテンセグリティ構造は、
1927年の4Dダイマクション・ハウスである。
自転車のホイールを構成するワイヤーからなるハブシステムから
海洋テクノロジーに見られるマスト構造を
より軽量に変換できることを発見した結果、4Dハウスが生まれた。
そして、バックミンスター・フラーより前に
このホイールを誰もテンセグリティとは呼ばなかった。
さらにこのテンセグリティ構造が
球状テンセグリティに変換できることまでを一般化するためには
さらに1944年の金属ダイマクション・ハウスの完成から数年間を要した。
最長の懐胎期間22年が経過している。
この歴史的事実を確信をもって理解するには
知識だけでは不可能である。
少なくともテンセグリティをゴム紐で構成して
クリスマスプレゼントにしている場合ではないだろう。
テンセグリティ構造とは何もかも実験である。
シナジーは実験によってのみ理解できる。
一本の棒は簡単に折ることが出来る。
次に3本を束にして折るとかなり折れにくい。
一人一人で物事を行うよりも、協力して行う方が、大きな効果を得ることができる。
とい教訓は実験によって確認できる。
しかし、1本の棒を3分割した場合、
その1本ですらすでに折れにくくなっている。
この原理が建築に応用されることは稀である。
まして21世紀の常識とはなっていない。
長さ方向に3分割した圧縮材は折れにくい現象は、
3本の矢は折れないという発見を
断面積の増大で説明した毛利元就の経験主義からは推論できないことである。
さらに、
こうした圧縮材の歴史は、張力材の機能をほとんど説明しない。
多面体の内角の角度の総和は、
面数または頂点数の増加に比例して
無限に増加する。
しかし、平面と多面体の角度のそれぞれの総和の差異は
実際は720度以上でも以下でもない。
そればかりか、平面から720を奪った状態が多面体である。
そして再び多面体の内角の総和に
720度を加えた状態が球面である。
このパラドックスの発生源は
球面過剰にある。
これは古典幾何学の定理ではない。
球面過剰モデルは
シナジェティクスの偉大な発見の一つだ。
(『コズモグラフィー』バックミンスター・フラー著、梶川泰司 訳 p299~p301)
テンセグリティモデルにおける
振動とは、この球面過剰が一定に保存されるための
張力による角度的なサイバネティクスである。
もしも私のこの話が抽象的に聞こえるならば、
単純なモデルをつくる経験から
思考を構築すべきである。
高度に単純なことが視覚化されることはほとんど神秘に近い存在だ。