シナジェティクスの定理とエンジニアリング

「同一点を通る2つの線は存在しない」ことは、
テンセグリティモデルを製作すれば、物理的に証明できるだろう。
テンセグリティを構成するどの圧縮材の端部は、
少なくとも3本以上の張力材が交差している。

各端部において、3本以上の張力材を一つの始点から同時に引っ張ることは不可能だ。
端を発するには3つの始点(ノット)が必要だ。

ノットには、大きさがある。
これを技術的にどのように変換できるかが、
テンセグリティジョイントのエンジニアリングだ。

またジオデシックドームのジョイントも球面上にある仮想的な各頂点を
どのように変換できるかでは同じである。

実際、重くて高価なボールジョイントから構成されないジオデシックドームでは、
三角形を構成するいくつかのフレームの中心線は、
結合のために、オリジナルの数学的な原線から移動している事実に注目できる。

シナジェティクスのエンジニアリングは、
定理と物質の操作主義から生まれる。